シングルママの本棚
2014年にNHKで放映されたらしい番組『君が僕の息子について教えてくれたこと』をDVDで観た。こういう番組がテレビで放映されているのかと思うと、テレビのある生活も良いのかなと一瞬思う。 東田直樹著『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、自閉症を持つ…
無職になってから、頻繁に図書館に通っています。最寄りの図書館だけでは飽き足らず、自分が借りる資格のある図書館を交通費までかけて巡っています。 それでも、DVDやCDまで借りられることを考えたり、たとえ、中古で100円で購入出来たとしても、本を何冊も…
漫画を読んで泣いたのは久しぶりだ。 この人はどうしてこんなにまでわかるんだろう、と村上たかしの漫画『ぱじ』を読んで思った。 両親を亡くした4歳の女の子を養育するおじいちゃんと孫の物語。自分が死んだらこの子はどうなってしまうのだろうという思いや…
結婚願望はほとんど無かった割に、子どもは2人くらい欲しいな、とひとりっ子だった私は漠然と思っていました。 2人目を持てないというか、持たないことに決めたのは、ステップファミリーとかややこしそうなのと、年齢的にも経済的にも体力的にも再び赤ちゃん…
最近、外出先の図書館をのぞいてみることがちょっとしたたのしみになっている。図書館の個性もそれぞれで、自分に借りる資格がなかったとしても、その土地に住む人々について知る手がかりにもなる。 私の家の近くにも図書館があるのだが、色んな図書館を比較…
私はDVから離婚に至ったケースのため、女性問題に関心が強く、シンパパのことまでなかなか考えることが出来なかったのですが、「シンパパ!」という本をみつけたので読んでみました。 著者は俳優の大浦龍宇一という人です。芸能人の書いた本だし、現実が脚…
著者はアサーティブ・トレーニングやカウンセリング活動を行っているパット・パルマー氏です。 大人になることは夢を捨てることではない、と自己決定の大切さを伝えるこの本は、もともと10代後半の人たちに向けて書かれたものだったようです。 でも、これは…
DV被害者と言っても、子どものいる人もいない人も、結婚していない人も、離婚していない人も、離婚している人も様々いるけれど、誰にも共通しておすすめしたいのは、絵本を読むことだ。 絵本は一冊900~2000円くらいなので、ちょっと高価なものと思う…
元夫のDVを体験して、経済的・時間的・精神的に余裕がない中子育てをし、「世間の目」をものすごく意識していました。自分自身を常に「世間の目」という眼鏡をかけて見て、「世間の目」からダメと判断されないように過剰に気を遣っていました。 子どもと外出…
『勉強しなければだいじょうぶ』、これは絵本作家、五味太郎さんの本のタイトルです。勉強は辞書的に言うと「無理にでも努力して励むこと」です。それに対して「学ぶ」ことは主体的なこと。興味あることついて、辿る、沿う、真似る、習いながらアレンジメン…
今日は部屋を掃除し、冬物を片付けた。手をつけていないBigサイズのおむつは場所をとるけれど、捨てられずにいる。必要な人にあげたいのだが、保育園で引き取ってくれるか聞いてみようかと思う。 うちの娘はおむつがはずれるのが遅いほうだった。働いている…
さいきまこ『神様の背中』を読みました。貧困の中の子どもたちがテーマの漫画です。私が何冊か本を読んだり講演会に足を運び得てきた、子どもの貧困、DVの問題がふんだんに盛り込まれており、伝え方もよく工夫されている漫画だと思いました。 なかでも、「明…
今日の朝日新聞のニュースでは、富裕層トップ62人の資産が下位36億人の合計という記事があった。経済格差が拡大しすぎている。 日本では2013年6月に「子どもの貧困対策法」が制定されたが、日本の子どもの6人にひとりが貧困であることを、どのくらいの割合…
雨宮処凛著『ロスジェネはこう生きてきた』を自分史と重ねながら読んだ。私は1979年生まれの36歳だ。就職氷河期世代、ロストジェネレーション(2007年の時点で25~35歳にあたる、バブル崩壊後の10年間に大人になった人たち)である。自分自身がロストジェネ…
先日、湯浅誠さんの講演会に行きました。活動は知っていたけれど、著書を読んだことはなく、講演会に行ったことをきっかけに湯浅誠著『ヒーローを待っていても世界は変わらない』を読みました。 湯浅さんは、2009年の政権交代後から2年間、内閣府参与になり…
先日、子供の保育園の保護者会に出席して他の保護者の方の話など聞き、みんな教育熱心なんだなぁ、と思いました。我が子の通う園は、のびのびとした保育方針で私は大好きなのですが、他のお母さんの中には、もっと教育に力を入れて欲しいとの意見が多く、教…
朝日新聞の特別編集委員が、ツイッターでナチス・ドイツの写真とともに、安倍首相について不適切な書き込みを行い、その後、削除して謝罪したようである。自民党は朝日新聞社のHPにもツイートの訂正と謝罪を掲載することなどを求めているとか。 ちょうど大…
素敵だな、と思っている人が離婚歴ありだったらちょっと嬉しくなってしまう不謹慎な私です。 私が子どもの頃、家に絵本作家ターシャ・チューダーの洋書があって、英語も読めなかったのに大好きで大切にしていました。そのターシャ・チューダーの生き方が日本…
図書館で借りたステファン・エセル著『怒れ!憤れ!』の貸出延長を申し込んだら予約が入っていて延長できませんでした。そこで急いで読んだのですが、字が大きくて15分ほどあれば一冊読み終えられる分量の本です。93歳の著者によるメッセージは、「二十一世…
感受性の貧しかりしを嘆くなり倒れし前の我が身我がこころ(鶴見和子『歌集 回生』) 私は妊婦としての日々を送ったり、DVを受けたり、ひとり親として生活する中で、以前は疑問に思わなかった様々なことに反応するようになった。 人は見たいものを見て生き…
森まゆみ著『女のきっぷ』を読み、九条武子、柳原白蓮とともに大正三美人と言われた林きむ子(1884-1967)が、「うみ」や「おうまの親子」の作詞をした林柳波の妻であったことを知った。 きむ子は狂言浄瑠璃の祖を父に生まれたが、利発と美貌を見込まれて、…
山田火砂子監督『筆子・その愛』という映画があります。日本の近代女子教育者で、石井亮一と共に日本初の知的障害者教育を創始した石井筆子の生涯を描いた映画です。 ↓ダイジェストMOVIEは下記サイトからご覧ください。 映画「筆子・その愛」公式サイト 筆子…
「アサーティブネス」とは、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の気持ちを素直に伝えるコミュニケーションのことです。自己主張すると同時に相手の話もきちんと聞いて、お互いが歩み寄り、新しい解決方法を探すこととも言えます。 アサーティブネスは以下のよう…
先日、同じDV被害体験を持つ友人の家に遊びに行きました。彼女の本を見せてもらったらDVや精神医学、心理学関係の本が多く、私が読んだことがあったり持っている本と同じものもいくつかありました。「自分の身に起こったこと、これからどうしたら良いかを…
詩を読む習慣は正直無いのですが、歌は好きで、よく子ども一緒に歌っています。子どもの歌の絵本なんかを見ると、自分が昔好きだった童謡を確認出来て、面白いです。 大人になると、自分の好きな童謡の作者も気になってきます。「私の好きなこの歌詞の作者は…
『こどもといっしょに食パン料理の本』という本をみつけました。 妊娠してからというもの、身体に良いものを意識せざるを得ないようになり、子どもが生まれてからも、お手軽なものを食事にする時は罪悪感を持ってしまっていました。もともとパンと洋食が好き…
フェミニストとしての高村光太郎①の補足である。実際、光太郎の書いたものには、フェミニストを感じさせるものが非常に多い。智恵子の死後、戦争礼賛者になってしまった光太郎(後に反省しているが)なので、私自身、国語の教科書などでもきちんと触れた記憶…
駒尺喜美著『高村光太郎のフェミニズム』を読んだ。高村光太郎(1883-1956)と智恵子(1886-1938)は既成の夫と妻の範型に対して身を持って闘った実に新しい男女であったことがわかる。 欧米に留学し、新しい価値観を取り入れ、「人形の家」の舞台にも暗記す…
ゆうがた、くまはかえってきてマーシャをみつけると、おおよろこびでいいました。「これはありがたい。もうにがさんぞ。ここにずっとすんでもらおう。ペチカをたいたり、おかゆをにたり、わしにおかゆをたべさせたりしてもらおう」マーシャはかなしくなって…
夫から暴力を受けている大人の妻ですら暴力を受けていることを自覚し逃げだすということが困難なのに、親から暴力を受けている子どもであればそれはさらに困難になる。大人向けのDVの本はあるけれど、子ども向けのそれはより書くのが難しいだろうし、なかな…