あめふりくまのこ
詩を読む習慣は正直無いのですが、歌は好きで、よく子ども一緒に歌っています。子どもの歌の絵本なんかを見ると、自分が昔好きだった童謡を確認出来て、面白いです。
大人になると、自分の好きな童謡の作者も気になってきます。「私の好きなこの歌詞の作者は他にどんな詩を書いているんだろう」と。
今日は素敵な絵本を見つけました。鈴木康司の絵による『あめふりくまのこ』(1975年)という鶴見正夫の詩集です。
「あめふりくまのこ」、大好きな歌でした。くまの子の雨の日の情景を静かに描いた詩なのですが、はっきりと頭の中に情景を浮かばせることが出来るのです。難しい言葉は出てこないのに美しく、特別なことが起こるわけでもないのに印象的で、メロディのかわいらしさも相まって一曲が一冊の絵本のような、そんな歌でした。
その詩を書いた鶴見正夫さん、他に歌になった詩については知らないのですが、詩集を読むと、他の詩にも「あめふりくまのこ」に感じたような魅力がありました。いやー良い本を入手できたと嬉しくなりました。
あめふりくまのこ - 山野さと子ver. - YouTube