Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

2013-01-01から1年間の記事一覧

父親不在のアニメーション

子どもが本棚に並べていたDVD『ミトン』をみつけてきてみたいとせがむので一緒にみる。冬になるとみたくなるDVDで、「ミトン」「ママ」「レター」の3つの人形アニメーションが入っている。監督はチェブラーシュカで有名なロマン・カチャーノフ。 毎年のよう…

別居中の児童手当のこと

児童手当はどうして両親のうち収入の多い方の口座に振り込まれてしまうのだろう。ただでさえ女性の地位が低いのに、正確には夫の稼ぎではなく、子どものためのものであるお金も、夫から「もらう」ようなかたちになってしまうのは、普通の家庭ならともかく、D…

家庭裁判所調査官の訪問(調査官の報告書を読む前の感想)

以下の記事は調査官の報告書を読む前の感想です。全体的に調停委員会、調査官を信頼するような内容ですが、この後調査官の報告書を読み、私はショックを受けることになります。このことについてあらためて記事を書く予定ですが、調査官の訪問の際は、彼(彼…

恐ろしかった連休・裁判所の視点を持つこと

ほとんどの人にとって楽しみなはずの連休だけれど、土日祝日休みのDV加害者を夫にもつ被害者にとっては、来てほしくないおそろしい連休だ。加害者と過ごす時間が多くなること=被害が増大することなので。 別居するまでは、いかに別居するかで精いっぱいだっ…

DV体験記を読むことの必要性についてと民間シェルターのこと

「絶望のフチからの出発~ドメスティック・バイオレンス」(監修:道あゆみ)を読む。DV被害者としては読むと辛くなる他の人のDV体験記、これを読むことも、これから闘うために必要なことだ。 裁判では詳しい資料が必要になるけれど、毎日のように行われてき…

DV被害者の実情と生活保護について

DV被害者の無職率は3割ほどで、収入源を生活保護としている人は同じく3割ほど。一般母子家庭よりもDV被害者の生活保護受給率のほうが高くなっているようだ。 DV被害者の多くは相手の追跡から逃れるためなどの理由でそれまでの仕事を辞めている。高齢になって…

保育士実技試験覚書(造形)

片親であることによる子どもの心理面への影響は、シングルママとして気になるところだ。DVによる離婚の場合はなおさら子どもに負わせてしまった傷をどのようにケアしていけるのか心配になる。子どもの健康面については、働いていて余裕が無い中でもしっか…

第三者(医師や調停委員)から見える被害者像について

調停中、精神的にひどくショックを受けることがあり、心療内科を受診した。 私は、夫の行為がいかに恐ろしいかということを述べ、その恐怖心から腹痛と頭痛と不眠があるということを話した。「彼は●●のようなこともしたのだから、▲▲のようなこともこれからす…

心療内科に行ってみたこと

調停でひと通り訴え終えたあと、「こんな状況で精神的にまいっていませんか」と調停員と裁判官のほか同席していた心理相談員(?)に言われた。「もちろんまいっているけれど、同居していたころよりはずっとましになっています」と答えた。「精神科とか心療…

時間を奪うという暴力

『弁護士が説くDV解決マニュアル』(朱鷺書房刊)を約3時間かけてとりあえずは読了した。2005年に発行された時点できちんとモラルハラスメントについてしっかりとした説明がなされており、著者のような弁護士さんに依頼できたら良いなぁ、と思いつつ読む。 …

警察と裁判所

難しい離婚の場合、警察や裁判所がぐっと身近に感じられるようになる。 私はDVの被害が一番ひどいとき、それまでむしろ恐れていた警官、交番、パトカーを見て安心するようになった。家でいくらひどい喧嘩をしていても、近所の人が気付くくらい罵倒され、暴…

百万円と苦虫女

主人公鈴子は21歳、前科あり、資格なし、特技なし、友達なし。バイトでこつこつ100万円を貯めては引っ越しする。弟はたくや君。 シングルママCoulterは30過ぎ、モラハラ被害者、貯金なし、実家の援助なし、夫なし。子育てと非常勤の仕事の両立にドタバタしな…

DV・モラハラ・ひとり親イベントに参加すること、田舎のシングル・都会のシングル

私は夫と同居中から、DVの相談にはもちろん行きましたが、ひとり親になることに備えて、都道府県のひとり親家庭支援センターのイベントにできる限り参加するようにしていました。また、最近はDV被害者、モラハラについての勉強会等イベントも開催されること…

DV、モラハラとスマートフォン

モラハラを受けながら、iPhoneを持っていて良かったとつくづく感じていました。 モラハラが厄介なのは、モラハラパーソナリティが外見を良くするあまり、被害を周りに訴えても信じてもらえない場合があるということ、演技や嘘が巧みでともす ば被害者の方が…

DVチェックリスト

モラル・ハラスメントというものがあることを世に知らしめてくれたマリー=フランス・イルゴイエンヌ。彼女がいなかったら、私はどうなっていたかわかりません。彼女の本がフランスでベストセラーになり、世界にもモラル・ハラスメントの実態が広まりました…

一息ついて映画

妊娠してDVに巻き込まれる中で、なんとなく『嫌われ松子の一生』を思い出していた。私は、人生に物語性を求めていた部分があると思う。ドラマチックな悲惨な出来事もどこかで客観視している自分がいて面白がれる余裕がふとした瞬間に出来る。 引っ越しして…

モラハラ被害者はモラ夫の実家に相談できるか

私の場合、モラ夫のご両親と会ったのは妊娠してからだった。妊娠前にご両親にお会いしていたらモラ夫と結婚するという間違いをしなくて済んだかと言えばそうではないと思う。 DVの本を読むと、モラ夫の育った環境が大きく影響していることや被害を受ける女性…

本で知識を身につけることについて

モラルハラスメントに関する書籍が、出版され、図書館にも少なからず置かれるようになったことはありがたい。このような本が無かった時代にモラルハラスメントを受けていた女性のことを思うと身がすくむ。 私たちは、自分が夫から受けている苦しみにモラルハ…

「家族という暴力」芹沢俊介著

子どもへの虐待がメインテーマで、もともと関心のあった男女間DVについては全5章中1章しかさかれていなかったが、第4章「遊びを奪うという暴力」は、自分自身の子育ての中で参考になるものだった。柳田国男の遊び論をひいて、「遊びを奪うことは、それ自体…

「人を見る目」について

仮にもかつては好きになった人だ。その一番身近だと思っていた人がこの世で一番恐ろしい存在になってしまうのだ。「どうしてもっと早く気付くことが出来なかったのだろう」「見る目が無かったね」と、話を聞いた人は少なからず思うに違いない。 でも、私自身…

FP3級

シングルになる日は近いな、と思いつつ一番恐れていたのはお金のことです。 自分一人だけならお金が無くなって最悪死んでしまおうと仕方ないと思えます。でも、子どもがいると、子どももろとも死んでもいいやなんてとても思えません。 子ども一人にを成人さ…

一人で産むことを決めたママへ①(必要最小限のマタニティライフ)

自慢じゃないけれど、妊娠前の私は結構節約生活の上級者だったと思います。しかし、マタニティグッズに関しては、それまであまりに無関心だったため、雑誌やインターネットから得た情報のどれが本当は節約可能なのか判断をつけることすら難しい状況でした。 …

一人で産むか結婚するか迷っている人へ

これは、ずっと書きたかったことです。 私は、妊娠して以来、入籍はまだだった夫に対する不信感がどんどん増し、一人で赤ちゃんを産むこともずっと考えてきました。「妊娠中は実感がないだけなのかも」、「赤ちゃんが産まれたら変わってくれるかもしれない」…

5種の神器(家電を揃える)

協議離婚できるような段階ではない別居の場合(主にDV)、家を出る際に、何か家具を持ち出すことができるということはまれなのではないでしょうか。私の場合は「家具は全部オレのもの、いっさい渡さない」と言われてましたし、結婚後に買ったものでさえ、…

今日からここがお家だよ!

記念すべき娘との再出発の日。 夫から逃れるために家を出てからホテルやウィークリーマンションを点々と渡り歩いたけれどやっとしばらく落ち着くことが出来そうです。 限られた予算の中で選んだホテルやウィークリーマンションは、一か月以上滞在できるとこ…