Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

もし私が死んでも―児童養護施設のドキュメンタリー『隣る人』を観て

シングルマザーになり、児童養護施設には以前より関心を持つようになりました。私は一人っ子で、両親とは別に住んでいます。両親共に高齢ということを考えると、私と両親が死んで、子どもに養育者がいなくなるということは十分あり得るわけです。「自分が今…

ウィリアム・ベヴァリッジ

ウィリアム・ベヴァリッジ(1879-1963)は判事の父と慈善事業家の母の間、インドに生まれたイギリスの経済学者である。1903年、セツルメント運動の拠点となっていたトインビー・ホールの副館長に就任し、失業の現代的特質(景気循環に順応するための不規則…

私が思う名作とは

感受性の貧しかりしを嘆くなり倒れし前の我が身我がこころ(鶴見和子『歌集 回生』) 私は妊婦としての日々を送ったり、DVを受けたり、ひとり親として生活する中で、以前は疑問に思わなかった様々なことに反応するようになった。 人は見たいものを見て生き…

きむ子と柳波、そして童謡舞踊

森まゆみ著『女のきっぷ』を読み、九条武子、柳原白蓮とともに大正三美人と言われた林きむ子(1884-1967)が、「うみ」や「おうまの親子」の作詞をした林柳波の妻であったことを知った。 きむ子は狂言浄瑠璃の祖を父に生まれたが、利発と美貌を見込まれて、…

DV被害と自己責任~「DVを受けてしまわないため」のセミナー?~

ここ数か月ほど様々なイベント・セミナーに行って考えたことをまとめたいな、と思いつつできずにいる。行ったイベントの名称や日にちを挙げて書くことにも抵抗を感じるし、イベントの感想を書くにしてもその内容から行ったイベントを推測されないように日に…