Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

掃除のための読書

ダメをみがく―“女子”の呪いを解く方法作者:津村 記久子,深澤 真紀出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2013/03/01メディア: 単行本 年末なので、少しずつ身辺の整理をしている。家の中で、何が場所をとっているかというと、衣類と本だ。これがなければ、本…

テレビと災害と仕事

20年ほどテレビの無い生活を続けている。テレビが嫌な理由は、テレビがあったら見てしまうので他のことをする時間がなくなるから。テレビがあったら見たい番組がありすぎて、録画しても追いつかず追い詰められているような気になるだろうから。というわけで…

拾い物レベルUP

アメリカ生まれの日本語詩人、アーサー・ビナード著「日々の非常口」を読み、拾い物が多いことについてのエッセイを読みながら、気付いたことがある。私は、拾い物のレベルを上げている。私のまわりには拾い物が上手な人が数人いる。良いものを拾う能力に長…

大野氏の夢

困ってるひと 作者:大野 更紗 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2011/06/15 メディア: 単行本 2011年3月、東日本大震災があり、まもなく妊娠し、元夫との関係がどんどんこじれていき、私はDVのこと、離婚のこと、裁判のこと、これから生きていく術について…

人間観察の技法

ルドルフ・シュタイナーは、子どもの気質を重視する教育のあり方をいちはやく提言した人です。気質をもとに、一人ひとりの子どもの個性を見抜き、教育に生かすという考えを持っていました。 気質は大きく「胆汁質」「粘液質」「多血質」「憂鬱質」の四つに分…

まつぼっくりツリー

まつぼっくりを集めておくとクリスマスに色々使える。私が引っ越す前に住んでいた家にはクリスマスツリーがなかった。保管スペースの余裕もなかった。でも、娘と作った小さなまつぼっくりツリーは、十分雰囲気があり、クリスマスツリーを購入する必要はない…

娘の友達が家に遊びに来る

これまでの来客は、すべて私の友達でした。子どものお客様もいたにはいたけれど、はじめに親同士が仲良くなり、子供同士も仲良くなって、家に行ったり来たりするパターンです。今回は、はじめて、娘が学校でお友達と企画し、娘と娘の友達が、それぞれの親に…

学資保険

子どもにお金をかけるのは、やめなさい作者: 横山光昭出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 私はFP3級の資格を持っています。現実の生活に役立つかなと思ってこの資格の勉強を始めたものの、勉強を…

宗教と医者

好きな人が何人かいる。その人の言葉を聞くと元気が出たり、希望が湧いたりすることがある。その人の考えをを素晴らしいと思い、その人が存在している(していた)ということだけで救いになる。その人は、身近な恋人であったり、師であったり、会ったことも…

HSPとHSC

子どもの敏感さに困ったら読む本: 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方作者: 長沼睦雄出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2017/06/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る HSP(Highly Sensitive Person)という言葉は、アメリカの心理学者、エイ…

家族写真

私の手元に、いとこの結婚式の集合写真がある。私の離婚前、元夫との同居時代、関係がどんどん悪化し、一緒に過ごす時間が苦痛でたまらなかった頃、いとこの結婚式のために、娘と2人だけで新幹線に乗り東京に行った。6年前のこと。自分のことで精一杯だった…

子どもが病気のとき

風邪が流行りはじめている。シングルマザーやワーキングマザーは、自分が病気になった時も、子どもが病気になった時も本当に大変だ。私の職場は福祉施設だ。ご利用者さんのご家庭は、少しの体調悪化で欠席させるご家庭と、どんなに体調が悪くても欠席させな…

私の父について

子に父親がいない。正確にはいるけれど、別れているということがシングルマザーの悩みだ。私の娘も父親が欲しいようで、そのことが私の悩みだ。父親とは何かを考えるにあたり、まずは自分の父親について考えてみた。・私はひとりっ子だ。両親は中学3年の時に…

11月9日

18時45分、家に帰宅。色々あった日だったので今日一日を記録しようと思う。・日の出前に目が覚めて、昨晩みた『リトル プリンス 星の王子さまと私』について記事でも書こうかと思い、チョコレートを食べて起きようとするも、二度寝。・今度は娘と同時くらい…

破産しかける

破産 (小学館文庫)作者: 嶽本野ばら出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/03/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 先月、年金暮らしの父に借金までするはめになった。昔よく読んだ嶽本野ばらの小説『破産』を読んだりしつつ、給料日までの約1ヶ月、…

学習漫画も、たまにはいいな。

娘が学習漫画も読むようになり、図書館から借りてくることが多くなった。私も昔、特に伝記漫画が好きだったけれど、最近の学習漫画のラインナップは、バラエティに富んでいて面白い。 テディベアの生みの親、マルガレーテ・シュタイフという人については知ら…

運動会は怖くなかった

ひとり親になって、怖いなぁ、と思っていたのは小学校の運動会だった。先日、その運動会があった。私の子どもの頃は、母が前日から大勢で食べるためのご馳走を準備していた。私の運動会には、祖父母、叔父、叔母、いとこ、祖母の妹までも応援に来てくれて、…

口座解約

運動会の代休日と合わせて、私も仕事の休みをとった。平日にしか出来ないことって多い。土日空いていない役所関係の手続きや、夜には空いていない銀行関係のことなど。今日は、ようやく、元夫の姓で生きていた口座を解約できた。保育園の利用料を離婚前から…

養育費不払いについて考えたこと

朝日新聞デジタルで、下記のような内容を目にした。>>養育費不払いに給与天引きも 元配偶者に、明石市が検討養育費不払い解消に取り組む兵庫県明石市は25日、困窮するひとり親家庭支援のため、不払いを続ける元配偶者の財産情報取得や給与差し押さえ、氏名…

福祉は偽善か

福祉の仕事をしていると誰かに伝えて、それを偽善だと言われたら、なぜ彼らがそう思うのかを聞いてみたい。このテーマで話し合うことは面白そうだと思う。私自身は、福祉の仕事をしている人を偽善者だと特段思わない。考えてみると、私は福祉の仕事をはじめ…

杉田俊介氏の本を読んで

杉田俊介著「非モテの品格-男にとって『弱さ』とは何か」を読んだ。このタイトルから期待していなかったが、内容は障害者福祉の話に及んでいる。男らしく生きること→自立して生きること→家族の暮らしを支えること→ケアすること、という流れで内容がケアの話…

ひとり親の働き方について

ひとり親でありつつ、働きながら夜間学校に通い社会福祉士の勉強をしているなんて、僅かな気を許した人にしか話さなかった。同じ社会福祉士を目指しているクラスメイトにさえ出来れば言いたくなかった。なぜなら、「子どもがかわいそう」と思われるのが嫌だ…

優生思想について

障害者福祉に携わるものとして、おさえておかなければならないと思っていたのが、優生思想についてだ。障害のある人が子孫を残すことを絶たれるだけでなく、今を生きる障害のある人の存在がただちに否定されるという考え方だ。恐ろしいことだけれど、2016年…

男性の弱さという視点とDV

学生の頃、文学や芸術が趣味の男性と喫茶店で話していた内容を割とはっきり覚えている。彼は、「女性は良いなぁ。就職しなくても、主婦になるという選択肢があるから」と言っていた。私は、バカにされたような気がして、女性の生き辛さを訴え、彼の言ったこ…

事件の判決を読んで

DVをテーマのひとつとしているブログの割に、世を騒がせている事件についてはあまり書いてこなかったな、と、今回も新聞の一面に載った目黒の虐待死事件の判決を読んで読んで思った。東京地裁は17日、懲役8年(求刑・懲役11年)の実刑判決を言い渡した…

怒りのコントロールについて

このブログは、怒りをバネに頑張った記録と言っても良いくらいのブログだ。だからと言って怒りを上手くコントロール出来ている自信はない。怒りをコントロールする方法を知ることは、DV、モラハラ対策としても有効と思うし、仕事や子どもの生活にも参考にで…

自分で出来る認知療法

DV・モラハラの影響もあり、自分は認知が歪んでいるのかもしれないとなんとなく思っていた。認知が歪んでいない人などいないのでは?とも思っていた。それで、自分で実践できるという認知療法の本を読んでみた。色んなワークがついていたけれど、結局ワーク…

だからモラ問題は難しい。

辛いとき、苦しいときに、それをわかって欲しい、受け止めて欲しいという気持ちは、きっと多くの人にあると思う。それをわかってもらえなかった時に、怒りや悲しみになる場合が多い。夫婦間の不和や、親子間の虐待など、近しい相手という甘えがある分、その…

小1の生活

娘は小学生になりました。「小1の壁」なんて言われているので、どんなことになるのだろう、と恐れていましたが、なんとかやってます。現在、娘は夏休み中ですが、夏休みの方が忙しいです。というのも、毎日の学童のお弁当作り、朝顔の水やり含む夏休みの宿題…

映画「子ども食堂」を観て

映画はそもそもがフィクションだ。だから、フィクションだなぁ、などと、ことさら感じながら観ることはない。でも、この映画は、フィクションだなぁ、と思いながら観た。それは、この映画に描かれている子どもの貧困を、私がこの目でみて知っているからだ。…