用事のない連絡
先日嬉しいことがあった。
以前の職場の上司から元気にしているかと電話があったのだ。3年ぶりくらいに。
元気かどうかの確認がその電話の用事といえば用事だった。
自分が忘れられていなかったことをとても嬉しく感じる。こちらとしても、その上司のことは時々元気かなぁ、と思い出しているのだけれど、突然電話をするのは気がひけてしまいなかなか出来なかった。
「あなたのことを思い出して元気かな、って思って」と電話を出来るような上司の爽やかなキャラクターは、私には無いものなので魅力的だ。
電話をもらってとても嬉しかったことを素直に上司に伝えた。
「用事がなければ連絡できない」から、「用事がなくても連絡できる」関係性をつくるのは結構難しい。
社会人になると、例えば子育てをしている相手、仕事が忙しそうな相手には、用事がなければ連絡ができない。連絡したところで時間をとってもらえないだろうと勝手に自分が思い込んでいる。
上司が電話をかけてくれた時、私はたまたま電車の中でもなく、風呂に入っていたりもしなかったので、その上司のふとした素敵な思いつきをきっかけに話を弾ませることができた。電話は難しいけれど、私も気になっている人に手紙でも書こうと思う。