Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

2014-01-01から1年間の記事一覧

【保育士試験】小児栄養の勉強に

『こどもの栄養』という冊子を入手し、読んでみました。一般財団法人こども未来財団というところが発行しているものです。 保育所の給食メニューやその栄養価、食育や健康のことなどが書かれた冊子で、保育所の調理師さんはこんな冊子を参考に献立を考えてく…

柚子湯と柚子ポプリ

クリスマスをあまりお金をかけずに、でも優雅に過ごしたいなぁ、と思いちょこっとずつ飾りを手作りしていました。 今日は果物のポプリを作ろうと、スーパーに。レモンでもオレンジでも、柑橘系のものなら何でも良かったのですが、小さな柚子が4つ入って198円…

捨てられない証拠と裁判傍聴

年末、片付けの時期に一掃したいものは何よりDV夫との記憶だけれど、それは同時に忘れてはならないものなので、捨てるわけにはいかないものだ。むしろ、何よりも覚えておかなければならないもの、記録かつ保管しなければならないものだ。 私の携帯電話には…

散らかる部屋のちょっとした言い訳

毎日のように部屋を片づけるようにしているけれど、小さな子どもがいると次の瞬間にはすぐ散らかっています。 洗濯物に関しては多すぎて(保育園では毎日大きなかばん一杯になるくらいの洗濯物を持ち帰っています)、畳んで箪笥に片づける間もなく、乾かした…

夫のストーカー行為

ストーカー行為とは? まとめると以下のような行為である。 つきまとい・待ち伏せ・押しかけ 面会・交際などの要求 乱暴な言動 汚物などの送付 性的羞恥心の侵害 監視していると告げる行為 無言電話・連続した電話(ファックス・電子メール) 名誉を傷つける…

マーシャとくまとDV夫

ゆうがた、くまはかえってきてマーシャをみつけると、おおよろこびでいいました。「これはありがたい。もうにがさんぞ。ここにずっとすんでもらおう。ペチカをたいたり、おかゆをにたり、わしにおかゆをたべさせたりしてもらおう」マーシャはかなしくなって…

安心して声をあげられる場所-『パパ、ママをぶたないで!』と『トークバック』を観て

『パパ、ママをぶたないで!』はノルウェーのアニータ・キリという女性監督による、実話をもとにしたの短編アニメーション映画です。所詮外から見た人間が良しとする結末になるのではないかと疑いながら観たものの、子どもの表情や登場人物の言葉、アニメー…

子どもも読めるDVの本(娘に読んで欲しい本)

夫から暴力を受けている大人の妻ですら暴力を受けていることを自覚し逃げだすということが困難なのに、親から暴力を受けている子どもであればそれはさらに困難になる。大人向けのDVの本はあるけれど、子ども向けのそれはより書くのが難しいだろうし、なかな…

子どものことを可愛いと思えない人へ

ずっと観たかった映画『かみさまとのやくそく』を観る機会を得ました(参考過去記事:生まれる前の赤ちゃん )。この映画は、ドキュメンタリーという性質上、出演者の子どもに配慮し、DVD販売などを行わず上映会を行うのみとしているようです。生まれる前の…

金時生姜の生姜飯

友人から金時生姜をもらいました。金時生姜は日本独自の品種で、一般の生姜と比べると小さく、香りと辛みが強いのが特徴。ジンゲロールなど有用成分も多く含まれるので、身体が温まり、冷えの改善も期待できる注目の食材です。 「生姜飯を作ったらいいよ」と…

子どもの撮影とデータ保存について

モラ夫と過ごした日々の中では、子どもの写真さえ撮る余裕があまりなかったのですが、別居してから少しだけ精神的に余裕が出来たので、子どもの写真を結構たくさん撮っています。カメラを持ち歩くのは大変なのでたいていスマホで撮っていますが、撮れば撮る…

平塚らいてう

平塚らいてう(1886-1971):女性解放運動家。夏目漱石の弟子、作家森田宗平と心中未遂事件を起こし話題をまく。婦人文芸雑誌『青鞜』を発行。1914年には、青年画家との共同生活に入るが、家族制度を否定するため入籍を拒否。女性問題の評論家として活躍し…

玄米とつるむらさき

家に少し早く帰ることができたので、玄米ご飯にしました。玄米は炊くのに少し時間がかかるのが難ですが、ご飯そのものだけで噛みしめるほどに美味しいです。そのうえ食物繊維やビタミンB、ビタミンK、マグネシウム、亜鉛など栄養もたくさん含まれているので…

圧縮麩と洗双糖

沖縄食材の店で以前薦められて購入した「麩くらむ」という圧縮麩でフーチャンプルーを作りました。あわせたのは冷蔵庫のなかでちょっと乾いてしまい干し菜みたいになった空芯菜ですが、これがなかなか旨みが出ていて、卵と合い美味しかったです。 ついでにも…

お姫様ヴェールを作ってみたこと

斎藤美奈子著『紅一点論』は解説で姫野カオルコが言うように怖いフェミニズムの本ではなく、あえて性差というカメラアイを設けてアニメと伝記のグラフィティを見てたのしむ「抱腹絶倒エンタテインメント本」である。 しかし、私は深く読み込み、様々なことを…

魔除けとしてのゼラニウム

ベランダも庭もない我が家ですが、家の前に鉢植えを5つほど置いています。まめな手入れも出来ていないのにそれぞれ元気に育ってくれていて今日はゼラニウムの花が咲きました。ワインの空き瓶で水やりをしていますが、おしゃれなジョウロが欲しい今日この頃…

金子みすゞとその死をかけた親権

モラル・ハラスメントを知るようになって、思い出したのは童謡詩人・金子みすゞのことでした。10年ほど前に一度観ている映画、五十嵐匠監督『みすゞ』を見て、やはりみすゞの夫は典型的なモラ夫だったことを確認しました。この夫のせいで、みすゞは26歳の若…

子守りのこどもと日本の子守唄

わらべうたへの興味から北原白秋『日本童謡ものがたり』を読んでみました。北原白秋は昔から伝わるわらべうた、日本の童謡を愛し、戦争によって忘れられそうになっていた日本全国のうたを集める仕事をしていたようです。 子ども向けの文体で書かれたこの本で…

保育者・中川李枝子・岩波少年文庫

私が作家になったのは、どちらかといえば幸運な偶然のなりゆきで、私がまず目指していたのは保育者になることでした。それも、「デモシカ先生」ではなく、理想と信念を持った日本一の保育士になるという、夢です。実は『いやいやえん』も、書いたときから、…

Sally go round the sun

シュタイナー教育の考え方によると、子どもはまだ宇宙に近いところにいて、太陽や月や星がリズミカルに宇宙を運行していくことに関係した遊びを喜びます。円のイメージと深く関係した、ボール、シャボン玉、輪になって遊ぶゲームを好みます。 輪になって遊ぶ…

起きられない日曜日のラジオ体操

ワーキングマザーであるシングルマザーにとって、週末は特に大切にしたい子どもと過ごせる時間です。私は、少なくとも日曜日は子どものために過ごす曜日にしようしようと心がけているのですが、週のつかれがどっと出てしまったり、体調が悪かったりで、子ど…

ボロ物件を子どもと私の王国に!

都築響一の『TOKYO STYLE』は、独身時代の私にとって賃料が安くて狭いボロ物件でいかに心地よく暮らせるかのバイブルでした。この写真集に出てくる部屋の主に、もし子どもがいたら、ネグレクトと言われかねないモノに溢れた様々な部屋、部屋、部屋。「独身者…

見ようとしないと見えない、子どもの貧困

「(日本の)子どもの貧困は見ようとしないと見えない」、保坂渉・池谷幸司著『ルポ子どもの貧困』に登場するベテラン教師の言葉だ。子どもが手にしている携帯電話は仕事の依頼を受けるためのライフラインである場合もある。 この本には、奨学金を親にあてに…

精神鑑定の事件史

私は同居中、夫から頭がおかしいと言われ続けましたが、私の方でも夫のことを、何か病を抱えているのではないかと思っていました。なぜなら、夫は私が実生活の中で知り会った人の中でもっとも冷酷だったからです。 夫が何らかの障害を抱えていてもいなくても…

アーサー・ミラーのこどもの本

「あの劇作家アーサー・ミラーが児童書を書いていたとは!」と思い手にとった『ジェインのもうふ』。女の子が愛着の対象としているお気に入りの毛布の話。子どものぐんぐんと成長するスピードがテンポよく感じさせられるお話でした。かたちあるものは姿を変…

心理学化した社会

「AC」や「PTSD」「トラウマ」「フラッシュバック」という言葉は大衆化され、精神科医でなくとも多くの人がそれが意味するものをイメージできる。私の周辺には精神障害者として手帳を持つ子が以前から何人かいたけれど、DVやモラハラの被害者との集まりに出…

子どもたちに語り、伝えなくてはならないことの意味

終戦記念日ということで、戦争にまつわる本を読みました。ずっと持ってはいたけれど、重くてなかなか読む気になれなかった本、S・ブルッフフェルド/P・A・レヴィーン著『語り伝えよ、子どもたちにーホロコーストを知る』です。この本は、スウェーデンのヨー…

保育士実技試験覚書(言語)

保育士実技試験覚書(造形)を書いてからだいぶ時間が経ってしまいましたが、書かずにいた言語についてもまとめを書いておこうと思います。 私がテーマに選んだのは「おむすびころりん」です。今年の受験の手引きを見ると、課題に「おむすびころりん」が含ま…

マザーテレサで救いについて考える

DV夫、モラハラ夫について、この人に救いはあるのだろうかと考えることが多い。そして自分自身も救いを求めたくなることが多い。自分の夫に対する怒りの気持ちをどこに持っていったらよいかわからなくなるからだ。私は彼を「許そう」としてきただけにそれが…

中立的立場が意味すること

お盆休み、DV・モラハラの被害者にとって、普段の日より苦痛なものになるかもしれないことはゴールデンウィークや年末と同様だ。お盆は実家を含むイベントであることを考えると、夫の実家に行って普段以上の苦しみを味わっている被害者が大勢いるのだろうと…