ひとり親になって、怖いなぁ、と思っていたのは小学校の運動会だった。先日、その運動会があった。
私の子どもの頃は、母が前日から大勢で食べるためのご馳走を準備していた。私の運動会には、祖父母、叔父、叔母、いとこ、祖母の妹までも応援に来てくれて、それぞれご馳走を持ち寄りわいわい食べた。朝から校庭に場所取りまでして、花見さながらだった。
ひとり親で、運動会のお昼を娘と2人だけって、淋しいなぁ、運動会嫌だなぁ、とずっと思ってきた。
淋しいと思う必要もないし、淋しいと思うとどんどん淋しくなるのだろうと思うけれど、娘がお腹の中にいた時から、そんな淋しい運動会を思い描いては悩んでいた。
杞憂だった。
子どもたちは、皆クラスで弁当を食べることになっていた。クラスメイトのあるお母さんは、夫と一緒に来ているのに夫婦別々の場所で子どもを応援していた。
家族のスタイル、学校のやり方も時代と共に変わっている。
私にとっては、色んな家族のあり方がある現在、学校がそのようなやり方をとっていることをありがたく思っている。
さて、残る嫌なイベントは2分の1成人式。どんな風に乗り越えられるのだろうなぁ。