ほとんどの人にとって楽しみなはずの連休だけれど、土日祝日休みのDV加害者を夫にもつ被害者にとっては、来てほしくないおそろしい連休だ。加害者と過ごす時間が多くなること=被害が増大することなので。
別居するまでは、いかに別居するかで精いっぱいだったけれど、ようやくこれからの子どものことについても勉強しだす気持ちの余裕が自分の中に出てきたことが嬉しい。子どもが寝た後、深夜にこれを書いているけれど、このような行為さえ出来なかった同居時代を思い出すと、やはり別居して良かったとつくづく思う。
『離婚するときの子どもの話』(馬場・澤田法律事務所:編)を読む。かわいらしい表紙ながら、内容は法律のことがほとんどで難しい。当事者でなければ、司法書士か何かの受験勉強のような内容だ。でも、被害者にはやはり必要な情報。
別居後、何度かの調停を経て、私は家庭裁判所調査官による家庭訪問を受けたけれど、調査官が何を調べにくるのか漠然としたイメージしかなくて少し不安だった。この本を読んでおいたらより心構えをきちんとできていたと思う。
自分が親権者となりうるのかなど離婚と子どもをめぐる問題について、裁判所はどのようなことを基準に判断するのか、弁護士さんから「おそらく●●でしょう」と言われるだけでは安心できないものだ。裁判所の視点というものを少し知ることが出来た気がする。