オカルト
- 作者:森 達也
- 発売日: 2016/06/18
- メディア: 文庫
- メディア: Prime Video
『オカルト』を読んだ後、『宇宙戦争』を観ながら寝た。
観た夢は、古い市場を何かを探しながら職場の同僚と歩いている夢。その同僚が飼っているカタツムリが手に私の手に強く貼りついていたので手につけたまま歩いていた。けれど、突然それが勢いよく動き出したので落としてしまった。そのカタツムリはなぜかバラバラになってしまい、ほとんど死んでいるような様子になり、同僚が悲しむ。申し訳ないと思って、焦ってカタツムリの散らばった断片を集めて、なんとかカタツムリを組み合わせようとする夢だった。
こんな風に、夢の詳細を記録すると霊感が高まるとかいう話をどこかで聞いたことがある。
『オカルト』は、評判通り、ものすごく面白かった。私は怖がりだけれど、それほど怖くもなく読める。怖がらせることを目的とした話ではなく、取材に基づいたドキュメントだからだ。
『オカルト』と結びつけるわけではないけれど、障害福祉の仕事をしていると、日常的に不思議なことがある。
相手が私にはみえない誰かと話していたり、不思議な話をする。私からみると何もないところで怖がったり、驚いたり。何も起こっていないのに、泣いたり、笑ったり、叫んだりする。叩かれたかと思うと、抱きつかれたりする。
私にはわからない何かをキャッチできる特殊な能力があり、それを受けて反応しているのだ。天気など、私の目にもみえるかたちで環境に働きかけているようにみえる人もいる。
そういう方々と日常を共に過ごしていることが、ありがたいことに思えた。