デビッド・コパーフィールド
新しい映像に慣れていると、古い映像が一見つまらないものに感じられることがある。
新しい映像に慣れているにも関わらず、戦前1935年の作品、ジョージ・キューカー監督『孤児ダビド物語』という白黒で2時間以上にわたる字幕作品を8歳の娘が飽きずに一緒に観てくれたことを嬉しく思っている。
私は、この作品をダニエル・ラドクリフ主演映画で観ているが、初めて作品に触れた当時の興奮を未だに覚えている。その半世紀前の映画である『孤児ダビド物語』にも飽きることはなかった。
チャールズ・ディケンズが、自らの作品の中で1番気に入っている作品なだけある。きっとこの先小説で読んだり、映画化された作品に触れても、何度でも面白いのだろう。