後悔
ストレスが溜まり、吐き出し先のない時、ノートに気持ちを書き出したり、ブログに書くことで気持ちを落ち着かせていた。
あまり人に迷惑をかけないし、気持ちが落ち着くという効果もそれなりにあるので良い方法だと思っている。
誰かに負の感情を抱くこと自体は否定するべきものではないけれど、それを文字という残るものにすると、私の場合しばらく時間が経過してから後悔し、消したくなることが多い。実際このブログに書いたことも何度も消した。
例えば、暴力を受けた事実、それを暴力と認識するのは大事なことだ。暴力と気付かずに自分を責めるのはよくない。書くことは、状況の整理や自分の客観視に役立つ。
ストレスは、主に人間の関係性から生じる。対象となる相手が、家族、恋人、友達など、近しい人である場合、少なからず相手との良い思い出もあるため、ふと関係が良かった頃を思い出す瞬間がある。自分が相手に対し、文字という形として残る評価を下したことに対する後悔はそんな時に訪れる。
相手が優しかった時のことを思い出すと、今受けている暴力を否定したくなる。
今現在、自分自身が辛いという事実、現実をとるか、関係が良かった頃の相手を信じ、今は本来の相手の姿ではないのだと、どうにかもとに戻す方法を考えるか。
呪いにかけられた大切な人を取り戻す冒険をしているようか感じだ。立ちはだかる敵は圧倒的な力を持っており、HPとMPは奪われていく。今は防御を続け、回復し、死なないようにするだけで精一杯の状況だ。それでも力をつけるにはまた旅に出なければならない。
もう、このゲームをクリアすることは諦めて、別のゲームを始めたら良いのか、とも時々思う。