【介護福祉士の勉強】生活支援技術 Ⅰ (家事援助)
福祉職場で、同僚の職員をみていて思うのは、家事能力が高いということだ。若い男性であっても料理、掃除を器用にこなし、季節に合わせた服装の配慮をしっかりできる。
ご利用者の健康状態、趣味嗜好、生活習慣、使用できる材料と道具(経済状況も関係する)を利用し、その場で何をするか考え、ご利用者と相談し、料理や掃除をする。これって割と難易度が高いことだと思う。
生活習慣は、きわめて個人的なものだ。長年付き合ってきたカップルでさえも、結婚して一緒に暮らしてみることで生活習慣の違いにストレスを溜めることがある。
居宅サービスの家事支援は、自分と異なる階層で生まれ育った、年齢も職業も教育歴も様々な人の個人的な生活習慣を尊重してする。
支援者が自分の個人的なやり方に慣れていても、相手のやり方に合わせるのだ。
居宅支援をすると、様々な生活形態をみることになる。もし訪問の仕事をしなければ、自分と同じような階層の友人宅しか訪れることがなかったかもしれないのに、本当に様々な暮らしを見ることになるのだ。
テレビや写真だけでみるのではなく、実際の匂いなど空気も感じる、近隣の環境も知る。
福祉職男性は、給与が低いため、なかなか結婚できないようだが、家事も出来て、相手のことを尊重する態度が身に付いているのなら、パートナー候補として、とても素敵なのではないか。
さて、介護職女性は、婚活市場で特に人気があるわけではない。勝手に理由を想像すると、看護職女性と保育士女性のほうがスペックが高く見えるからだと思う。看護職は医療の知識も高く給与も高い。キビキビ動けるスマートな印象がある。保育士は、家族を形成した場合の子育て能力の高さが保障されそうだからだ。
介護職は、イメージとしての華やかさに欠けるのではないかと思う。