リトルフォレスト的生活
大きな出費が続き、一時的に別居したての頃と同じくらいお金がなくなった。次の給料日までどうやって過ごそうか、真剣に計画を立てた。
いつもの休日は、娘とバスで街に出かけて、本を買って、喫茶店で読書などして、ちょっと珍しいものを購入していたけれど、自転車で図書館に行ったり、水筒やおにぎりを持って野外でピクニックをする生活に変わった。
家にあった保存食も色々消費した。
アマゾンプライムビデオで、リトルフォレストをみた。夏秋編、冬春編ともに。
その丁寧な生活をみて、ずっと放置していた伽耶の実のことを思い出した。
じっくり煎ったり、殻をひとつひとつ剥くという食べるまでの工程が面倒だった伽耶の実をようやく使う気になり、はじめて伽耶の実を食べた。
映画の中に出てきた胡桃ご飯も作ってみて、美味しい夕食を食べることができた。
こんな丁寧な生活を田舎でしつつ、シングルマザーとしてよくメディアに登場していた人がいたな、と思い出した日登美さん。
調べてみたら、とっくの昔に再婚していて、ドイツ人の夫とベルリン在住とか。
強くたくましいシングルマザーモデルはひとり減ったけれど、再婚モデルがひとり増えたな、と淋しさ半分・希望半分の気持ち。