昨日記事を書いて、気づいたことがある。
誰かの「ために」と「せいで」と「おかげで」の関係について。
夫婦関係、親子関係などを考えるうえでも、重要な視点と思う。
この3つの言葉から連想する言葉を並べてみると、私はイヤな感じがする。
「子どものために」「夫のせいで」「あの時あなたが◯◯してくれたおかげで」「誰のせいでこんなことになっているんだ」「誰のおかげで生活出来ると思っているんだ」「あなたのためを思って言ってるのに」「全部お前のせいだ」「私のせいでこうなったのだから」
少なくとも「ために」や「おかげで」は、単体で使われる時、自己犠牲や奉仕の精神、感謝の気持ちなどを表す、どちらかと言えば賛美されるような言葉なのだと思う。
でも「ために」や「おかげで」は、いとも簡単に「せいで」に変わる。
何かの「ために」と目標をもって頑張ったことの「おかげで」何かを得られた場合はそれが美化される。
それが失敗に終わった場合、「せいで」に変わる。