日曜日、朝ゆっくりしていたら、外から呼びかける声があった。突然の来客というものは基本的に怖いのでチャイムの電池は入れていない。開けると消防署の人で、名前と生年月日と連絡先電話番号、家族構成を聞かれた。DV・モラハラ被害に遭うと、こういうそれまで何でもなかったことが怖く感じられる。災害時など何かあった時のために地域住民の情報を把握しているようだった。何も消防署の人が悪いわけではないのに、不信感を持ちつつ答えてしまう自分がいる。
情報が漏れてしまうのが本当に怖い。お店で、割引のために会員登録カードを書く時、イベントでアンケートに名前を書く時、自分の情報がどこから漏れるかわからないので、びくびくする。一方で、欲しいサービスは住所や名前を書かなければ得られないこともあるので、勇気を出して書いている。
このブログを書く時もかなり慎重にしている。行ったイベントの感想も居場所が推測されやすいのでその日に書けない。
でも、きっと今の世の中、いくら気をつけても本気で探されたら、日本中、世界中どこにいても居場所をつきとめられてしまうだろうな、と思う。この恐怖心はいつまで続くのだろうか。