大人になる本
著者はアサーティブ・トレーニングやカウンセリング活動を行っているパット・パルマー氏です。
大人になることは夢を捨てることではない、と自己決定の大切さを伝えるこの本は、もともと10代後半の人たちに向けて書かれたものだったようです。
でも、これはまさにDVやモラハラを受けている人やひとり親で頑張っている人向けの本でもあると思いました。
私はDVから這い上がる過程で、一度夢を捨てたと思っていました。
現在の生活は、心配ごとが尽きず、子どもの頃思い描いていた生活とはかけ離れています。
でも、今の私は確かに自分が自分で選択した結果の私です。
離婚したこと、今の仕事についたことなどは、どれも私が望んだことだな、とこの本を読みながら改めて思いました。
自分が望んだ中で、決して楽ではないけれど精一杯がんばっています。何のためにかと言えば、子どもと私自身の生活のためにです。
夢を捨てたのではなく、夢が変わったのだと思います。夢を持つことは、昔も今も誰にも制限されていません。夢を捨てたと自分で勝手に思い込んでいたのかな、と気付き、心が少し軽くなりました。
本というより、字も少なくて絵本のような本です。
自分の言葉としても他の誰かに内容を伝えられるようになりたいので、何回か繰り返して読みたいと思います。
学童保育の夏休み
通勤や出張時、駅のホームや電車の中で夏休みを満喫するこどもの姿を多く見るようになった。
働くママが多い私の職場では子どもを学童保育に預けている人が多く、弁当づくりのために夏休み前より睡眠時間が削られているようである。
思えば、自分が小学生の頃、学童保育という存在を知らなかったし、意識したことも無かった。夏休みなのに毎日集団生活をしている子がいるなんて思ってもいなかった。
学童保育に通う夏休みは、私の過ごしてきた夏休みとは異なるものなのだろう。
働くひとり親である私の娘には選択の余地なく、学童保育に通う夏休みを過ごしてもらうしかない。
どちらが良いとは言えないが、選択の余地がないということはせつないことだ。
体験の貧困
もともとクレヨンハウスの出している自然派育児雑誌が好きな私でした。(今も好きです)。そこに出てくるナチュラルに見えて結構お金のかかるライフスライルや、よくできたおしゃれで育メンなパパや、絵に描いたように幸せな家族に無自覚ですが嫉妬もあるのかもしれません。
その雑誌で読む記事に妙な反発心を覚えながら、「お金なくったって好きなライフスタイルをしてみせる」「パパがいなくたって子どもと温かい家庭を築けるぞ」と意気込んで生活しています。その経過をこのブログにも綴っています。
というわけで、お受験なんかにはまったく興味もなく、のびのびと子育てさせたいと思っているのですが、たまに出かける親子イベントで幼稚園に通っている子と接したりすると、保育園でこのままのびのび遊ばせているだけで良いのかな、と不安になることもあります。
休みの日くらいしか子どもときちんと接することができない私が今のところ実践しているのは、親子で様々な体験をすること。なるべくお金をかけずに様々な体験をするためにはいかに情報を集められるかが重要です。特に行政主催のイベントは、ぜひ活用してください。
たとえばこれから住む場所を定めるなら、そんなイベントが多く行われる施設の近くに住むというのも良いかもしれません。
私はちょっと家賃は高いけれど、イベントが多く行われる施設の近くに住んでいます。予定がない週末でもその施設に行くと何かしらイベントに参加できるのです。
子どもの貧困の中には「体験の貧困」もあります。学校が休みの日の体験が乏しいというものです。習い事はさせられないけれど、リアルな体験の中から子どもが様々なことを学んでくれたらと思っています。
腕時計
仕事帰りの電車で、ふと乗客それぞれがしている腕時計が気になりました。
そういえば、昨年1年間、私は腕時計を持っていませんでした。就活のため購入しなくてはと思い、様々な時計を物色したのですが、気に入ったものがなくて、買わないままに就活しました。
ようやく5月に気に入った腕時計がみつかり、それを愛用しています。携帯で時間は確認できるけれど、やっぱり腕時計は便利ですね。
必要なのに本当に好きじゃないと持てない、そんな頑固さがあるのかな、と自分について思いました。
妥協が苦手なのだと思います。
離婚について、我慢し続けなくて良かったと思っています。
じゃあ、どうして結婚してしまったのか。それは子どもができたからで、私の過ちではあるのですが、私の人生に子どもがいることは過ちではないと子どもの寝顔を見る時思うことが多いです。
音楽会に行ってみる
先日、子どものためのクラシック音楽会に行きました。子どもが行ける音楽会って、大人も子どもと一緒に音楽の楽しみを再確認出来る絶好のチャンスです。もちろん、音楽は子どものためでなくとも文句無しに素敵なんですが。
私は日々の仕事のストレスが溜まりに溜まっていたせいもあったのか、子どもの頃に戻ったかのようなワクワクする時間でした。
今までもフリーのイベントなどで生音楽を聴くことは多かったのですが、たまにちょっとおめかしして、コンサートホールで聴いてみる時間も貴重でした。
親子チケットで2500円くらいからあるのではないでしょうか。地元の交響楽団なんかが子どものための企画をしていないかぜひ調べてみてください。お金を頑張って貯めてでもおすすめの体験です。
通りすがりで音楽を聞くのも良いけど、音楽会に行くぞ、とおしゃれして行く体験も子どもは楽しかった様子。色んな楽器に興味を持ちはじめました。
魔女の扉
今朝、子どもを保育園に送って行く時、急に私の後ろに隠れたので、どうしたのか聞きました。
「魔女が出てきそうだったから」とのこと。
道沿いの家のいつもは閉まっている木の扉が半分開いていました。
「どうして魔女がいると思った?」と聞くと、「木の扉だったから」とのこと。
子どもはファンタジーの世界にいるんだなぁ、と私も楽しくなりました。