Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

書斎も机もないけれど

社会福祉士の勉強をしている私ですが、子どもと暮らす小さな家には勉強するための書斎も机もありません。食卓として使っているテーブルで勉強しているのですが、和室生活のため、椅子もなく、長時間勉強すると腰や脚が痛くなります。あいにく近くの図書館では勉強禁止なので、集中したい時は喫茶店で珈琲一杯で頑張ります。

とはいえ、店員の目を気にせず勉強できる場所は限られていて、そんな場所を開拓できた時は大喜びしています。以前、勉強場所をインターネットで探した時は、会員制の高額な勉強場所提供サービスしか見つけられませんでした。そんなことなら机を買おうかとも思ったのですが、結局外に出たほうが集中できるので、より家から近く、居心地良くリーズナブルな喫茶店開拓に精を出しています。

それで改めて思ったのですが、帰り食べて寝る場所が小さな家でも、身近に読書や勉強ができる場所、庭の代わりとして自然を愛でることが出来る場所、図書館、銭湯、映画館、美術館なんかの外部資源が豊富にあり、そこを自分の家のように馴染みのあるものにできてしまえば、気持ちも大きく豊かになり、こと足りるなということです。さすがに、風呂や台所や子供部屋は、子どもがいる以上確保したいし、子供の希望も考慮したいけれど。となると、そんな地域は家賃も高額になってくるのですが、低額な家賃の郊外に住んだ場合の移動にかかる交通費のことや、身近に資源があれば外部化できたであろう設備を自分でそろえようと思ったら、都心のミニマム生活とそれほど変わらないかもしれません。ただ、郊外の方が子育てファミリー向けの支援が充実していることもありますし、近くに親や友人が住んでいるなら別の話です。

あとは好みの問題で、私の場合は文化的に豊かな地域に住んでいると、あまり孤独を感じずに済みます。これが郊外でどこへ行くにも車が必要だったり、両親揃った子育て世帯ばかりが目に付く生活だったりしたら、淋しく感じていただろうと思います。

というわけで、離婚して住む場所をこれから考えなければならない人は、ぜひこのへんのことも考えてください。一度決めたら引っ越すのもそうそう簡単にはできないので、熟考の価値があることです。