Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

私が運転しない理由2 -とび出して車に轢かれたことがあるから

車を運転しようとすると、人を殺してしまうかもしれないと思って運転できない。

私は45歳の頃、乗用車に轢かれた。クリスマスパーティの帰り、雪の降る夜、パーティから乗って帰ってきたタクシーのかげから、道路を挟んで向かい側の家に向かって、プレゼントを開けたい一心でとび出したのだ。完全に私自身や、私を制御できなかった親が悪いと思う。

私は救急車で運ばれた。年末年始の最中、子どもを轢いてしまった相手方が気の毒でならない。

きっと相手方がゆっくり目のスピードで走ってくれていたから私も一命をとりとめた。

運が悪いと、このように運転手がいくら気をつけていても事故に巻き込まれ、加害者になることがある。

とても僅かな可能性なのかもしれない。でも、私が運転する車が、かつての私が引き起こしたような事故に巻き込まれないとは限らない。最悪の場合、人が命を落とす。

誰かの一生を奪ってしまった時、自分自身もどう立ち直ることができるかわからない。

このような理由で、私は運転をしない。

人を乗せる乗り物の運転手になることは出来ないし、ミスが命取りになるという理由において、看護師や医師になることもできない。介護職をしたことがあるが、かなりストレスを感じながらしていた。介護職だって人の命が関わる責任の重い仕事だ。

このような心理的負担を考慮に入れると、運転する仕事全般と介護職は、もっと待遇をあげた方が良いと思う。