Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

魔法使いと魔法

40歳を過ぎてこんなことを考えているのはおかしいのかもしれないけれど、最近ずっと魔法使いと魔法のことを考えている。

ここ最近、精神面での疲れがかなり溜まっていることを自覚しているのだけれど、「もうだめだ」というレベルに達した時願ったことは、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフに会いたい、ということだった。

ガンダルフに会ったからと言って何をしてくれるわけでもないかもしれないけれど、賢者の存在を感じたいという欲求だと思う。

精神面のストレスを自覚し、そのことについて考えるにつけ、昔から魔法だの呪術だの言われてきたことは、人の表現の力なのだと思うようになってきた。

家と会社に、イライラや怒りを常に放出している人がいる。その場が、徐々にパワーを奪っていく磁場となる。

例えば私は娘の笑顔や言葉、友達とのメッセージ交換や、自然、芸術に触れること、睡眠などで少し回復できるのだけれど、会社と家でまたパワーが減少していくのだ。

それらイライラや怒りを放出する存在、つまり黒魔法を使っているような存在に出会う確率は高いけれど、知恵を持ち、動じず、調停的な役割をこなす、いわば白魔法を使えるような存在には、なかなか現実では出会えない。

ファンタジーに出てくる賢者のような存在が身近にいたら良いと思う。これまで生きてきた中で、まぁ、何人かは賢い人にめぐりあった。娘が小さい時お世話になった小児科医の先生、臨床心理士だった先輩、大学の時のゼミの先生など。

誰かの存在に依存するより、自分自身が賢い存在になれたらきっと良いのだろう。

古今東西の賢者たちが書き残した本に触れ、今自分にかかっている呪いを解く方法を自分の力でみつけなければならない。