Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

特定就職困難者として感じること

特定求職者雇用開発助成金というものがある。


特定求職者雇用開発助成金について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/tokutei_konnan.html

前から、この制度について疑問に思っていた。記事に書こうと思いつつ書くことができていなかったけれど、この度、特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)申請書にサインをすることになり、思い出したので書きます。

職場は、私を雇い、母子家庭の母等で、これを申請して、年間50〜60万円のお金を受け取っているようだ。営利を目的としている職場でもないので、財政が厳しいのはわかる。申請した職場に対する疑問より、この制度に対する疑問の方が大きい。

特定就職困難者とされているのは、高年齢者、障害者、母子家庭の母等である。たしかに、皆就職が困難である。それは、間違いない。でも、自分のことを特定就職困難者と認めるような書類にサインするのは、気持ちの良いものではない。きっと、高齢者も、障害者も同じように感じると思う。就職が困難なのは、その人の能力のせいではない。それなのに、これらの人を雇って〈あげて〉いる企業に助成金がおりて、おそらく、それほど本人には還元されていない。この制度は、誰のためのものなのか。就職困難者と書類に明記する厚生労働省のデリカシーの無さにも、がっかりする。働きたい母子家庭の母や高齢者、障害者の就職を困難にしているものは、何かを考えるつもりは無いのか、と思う。