Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

当事者だから感じること

障害者福祉関係の仕事をしています。

これまでの人生で、特に障害者が身近にいたわけでもなく、娘が生まれるまで、ほとんど障害を持つ方と接した経験もありませんでした。

仕事にしようと思うくらい関心を持った理由は、障害を持つ子の母親がひとり親に多かったこと、DV被害者としてマイノリティ意識を持つ中で、障害者福祉のあり方にも感じることが増えたことのように思います。

DV体験により、マイノリティの視点ではどのように感じるかについて、ある程度敏感だと思っていました。でも、障害者の親御さんと話し、新たに気付かされることは本当に多いです。

この間の出来事。

支援学校に子どもを通わせている方と話し、地域の小学生との交流行事について、あまり快く思っていないという内容の話を聞きました。

それは、障害を持たない子にとってのメリットにはなるかもしれないけれど、当事者にとってのメリットは特にない、というものです。

その方は、実際行事が終わった後、(道徳学習の一環として)訪れた小学校高学年の生徒が友達同士で「あいつら、完全に意識飛んでたな」「ガイジは、やっぱキモいな」等々の会話を面白そうにしているのを聞き、辛い思いをしたそうです。

この話を聞くまで、私は、交流があるのは良いことと単純に考えていて、そういうこともあることに気付けていませんでした。

当事者だからこそ、敏感になってしまうことは、ひとり親としても多いです。

直近では、日曜参観をあえて父の日にするということをすごく気にしていました。今後あるかもしれない、2分の1成人式についても今から心配しています。

当たり前と思って、ともすれば歓迎して受け入れている事柄も、ある人たちにとっては暴力になり得ることを、この仕事をしていく中で、特に意識しようと思いました。