一杯のコーヒーから(知ることは変革への最初のステップ)
私の好きな「一杯のコーヒーから」という曲です。
さて、トールサイズのコーヒー1杯330円に対してコーヒー農家が手にする金額は
3~9円だそうです。
この4~5年、ほとんど映画、特に私の好きなドキュメンタリー映画を見ていないためすっかり感覚が鈍っていたけれど、仕事を辞めて映画をまた見始めています。
ニック・フランシス&マーク・フランシス監督作品『おいしいコーヒーの真実』は、コーヒーを飲まないと一日を始められない人間として、ずっと気になってきた映画でした。
これは日本で生きる私たちの消費生活とアフリカで起こっていることが結びついていることに気づかせてくれる映画です。
主要な多国籍コーヒー会社、クラフトフーズ、ネスレ、P&G、サラ・リー、スターバックス社は、この映画のインタビューに答えることをどこも断ったとのこと。スターバックスは、映画が封切られたときに、映画の評判を落とす宣伝戦略にすら出たようです。
私は、家も狭いし子どもも小さいし、勉強に集中したいとき、スターバックスにかなりお世話になっていました。この4~5年で、平均すると週3以上では行っていたと思います。302円で、コーヒー1杯。2杯目も飲んだりで週に約1000円。月約4000円。年間約5万円。5年で25万円と考えるとすごい金額です。自宅用のコーヒーもコーヒー豆屋から買っており、それにも月5000円くらいかけています。
この映画を観た人は、映画館を出た時からそれぞれのやりかたで行動を起こしているようです。そこに影響されてなのか、スターバックスとネスレは、映画の発表後エチオピアのコーヒーを買うようになったとのこと。私も、映画を観た昨日から意識が変わりました。 映画はすごい!