子どもを持って良いのかな、と子どもを持つ前、ずっと考えていた。「家族という病」という有名な本は読んだことがないけれど、「わたしが子どもをもたない理由」というタイトルが気になり、下重暁子さんの本を読んでみた。
いまや、子どものいない夫婦のうち5人に1人の妻が子どもを欲しくないと思っているようだ。「子どもを産むということは、子どもが生まれた後に責任を持つということではなかろうか」と下重さんは考えており、私もその通りと思う。実際多くの良識ある人々は子どもを作らない選択をしているようだ。私が子どもを持ったことは、エゴでしかなかったな、と思っている。子どもを持つという体験がしてみたかったから。 その後、離婚していて、いまなんて無職なので責任も何もあったものではない。情けない。
血縁による親族資源は私には少ない。もう、子の保証人になれる人はいなくなる。
このブログに何度も書いている考えだけど、子どもが様々な人と関係を作っていける地盤作りをするのが、私の責任の果たし方かな、と思っている。