Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

DV関連

女の子ものがたり

西原理恵子作『女の子ものがたり』は、モラハラ、DV被害に遭った人には特に心に響くものがたりだと思う。この話に出てくる主人公なっちゃんやなっちゃんのお友達の親たちはそれぞれのかたちで苦労をしていて、その中でたくましく生きる子どもの姿が描かれて…

弁護士費用について

別居して居場所を確保し家財道具をいちから揃えるだけで大変なことだけれど、悪質なDV離婚の場合は調停、裁判を起こす必要があるため、婚姻費用も養育費も無い中で、調停と裁判のための費用がさらにかかってくる。離婚させてもらえないためにひとり親が受け…

失われた本来の時間も取り戻していける~Angel~

最近生活にアロマを取り入れはじめた。嫌なことをあまり考えず少し明るい気持ちになれる時間が増えた気がする。今日ラベンダーの精油を落としたお風呂に子どもと浸かりながらふと思い出し口ずさんでいた曲が麗美の『Angel』という曲だった。 聴いていたのは…

別居中の児童手当のこと

児童手当はどうして両親のうち収入の多い方の口座に振り込まれてしまうのだろう。ただでさえ女性の地位が低いのに、正確には夫の稼ぎではなく、子どものためのものであるお金も、夫から「もらう」ようなかたちになってしまうのは、普通の家庭ならともかく、D…

家庭裁判所調査官の訪問(調査官の報告書を読む前の感想)

以下の記事は調査官の報告書を読む前の感想です。全体的に調停委員会、調査官を信頼するような内容ですが、この後調査官の報告書を読み、私はショックを受けることになります。このことについてあらためて記事を書く予定ですが、調査官の訪問の際は、彼(彼…

恐ろしかった連休・裁判所の視点を持つこと

ほとんどの人にとって楽しみなはずの連休だけれど、土日祝日休みのDV加害者を夫にもつ被害者にとっては、来てほしくないおそろしい連休だ。加害者と過ごす時間が多くなること=被害が増大することなので。 別居するまでは、いかに別居するかで精いっぱいだっ…

DV体験記を読むことの必要性についてと民間シェルターのこと

「絶望のフチからの出発~ドメスティック・バイオレンス」(監修:道あゆみ)を読む。DV被害者としては読むと辛くなる他の人のDV体験記、これを読むことも、これから闘うために必要なことだ。 裁判では詳しい資料が必要になるけれど、毎日のように行われてき…

DV被害者の実情と生活保護について

DV被害者の無職率は3割ほどで、収入源を生活保護としている人は同じく3割ほど。一般母子家庭よりもDV被害者の生活保護受給率のほうが高くなっているようだ。 DV被害者の多くは相手の追跡から逃れるためなどの理由でそれまでの仕事を辞めている。高齢になって…

第三者(医師や調停委員)から見える被害者像について

調停中、精神的にひどくショックを受けることがあり、心療内科を受診した。 私は、夫の行為がいかに恐ろしいかということを述べ、その恐怖心から腹痛と頭痛と不眠があるということを話した。「彼は●●のようなこともしたのだから、▲▲のようなこともこれからす…

心療内科に行ってみたこと

調停でひと通り訴え終えたあと、「こんな状況で精神的にまいっていませんか」と調停員と裁判官のほか同席していた心理相談員(?)に言われた。「もちろんまいっているけれど、同居していたころよりはずっとましになっています」と答えた。「精神科とか心療…

時間を奪うという暴力

『弁護士が説くDV解決マニュアル』(朱鷺書房刊)を約3時間かけてとりあえずは読了した。2005年に発行された時点できちんとモラルハラスメントについてしっかりとした説明がなされており、著者のような弁護士さんに依頼できたら良いなぁ、と思いつつ読む。 …

警察と裁判所

難しい離婚の場合、警察や裁判所がぐっと身近に感じられるようになる。 私はDVの被害が一番ひどいとき、それまでむしろ恐れていた警官、交番、パトカーを見て安心するようになった。家でいくらひどい喧嘩をしていても、近所の人が気付くくらい罵倒され、暴…

DV・モラハラ・ひとり親イベントに参加すること、田舎のシングル・都会のシングル

私は夫と同居中から、DVの相談にはもちろん行きましたが、ひとり親になることに備えて、都道府県のひとり親家庭支援センターのイベントにできる限り参加するようにしていました。また、最近はDV被害者、モラハラについての勉強会等イベントも開催されること…

DV、モラハラとスマートフォン

モラハラを受けながら、iPhoneを持っていて良かったとつくづく感じていました。 モラハラが厄介なのは、モラハラパーソナリティが外見を良くするあまり、被害を周りに訴えても信じてもらえない場合があるということ、演技や嘘が巧みでともす ば被害者の方が…

DVチェックリスト

モラル・ハラスメントというものがあることを世に知らしめてくれたマリー=フランス・イルゴイエンヌ。彼女がいなかったら、私はどうなっていたかわかりません。彼女の本がフランスでベストセラーになり、世界にもモラル・ハラスメントの実態が広まりました…

一人で産むか結婚するか迷っている人へ

これは、ずっと書きたかったことです。 私は、妊娠して以来、入籍はまだだった夫に対する不信感がどんどん増し、一人で赤ちゃんを産むこともずっと考えてきました。「妊娠中は実感がないだけなのかも」、「赤ちゃんが産まれたら変わってくれるかもしれない」…