Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

私の父について

子に父親がいない。正確にはいるけれど、別れているということがシングルマザーの悩みだ。

私の娘も父親が欲しいようで、そのことが私の悩みだ。

父親とは何かを考えるにあたり、まずは自分の父親について考えてみた。


・私はひとりっ子だ。両親は中学3年の時に離婚した。父は、私に積極的な関わりをあまり持とうとしなかったけれど、私が、必要な時、求めた時に、できる範囲のことをしてくれた。私が何をしても受け止めてくれるだろうという安心感があり、私は父にまったく気を遣ってこなかった。何をしても受け止めてくれる、というところは、最近老化や飲酒により少し揺らいでいる。

・精神的には、大きな支えであるとは思うけれど、頼りになる存在かというとそうでもない。母のほうが頼りになる。

・父から時々ツイートのような、何かについてこのように考えている、という独白のようなものがメールで送られてくることがあり、私は特に感想も返事も送らないことが多いけれど、父からも特に求められない。

・私は父にお願いがある時にだけ連絡をとっている。甘えているのだろうと思う。

・父の存在感は私がもの心ついた時から薄かったけれど、ひとり親になって1番助けになったのは、父の存在だった。私が忙しかった3年間。娘の保育園の迎えから夕食作り、寝かしつけまでの仕事をほとんど父に行ってもらった。とても感謝している。

・両親の離婚前、私が父と一緒に暮らしていた頃、父は朝早い仕事だったので、母が仕事で遅い時、夕ご飯を作ってくれたり、私の塾の送り迎えをしてくれていた。

・父は、イメージとしての父らしく強い強制力で私に何かを強いたことはなかった。私は祖父母や叔父の父としての振る舞いを見るにつけ、本や映画に登場する父をみるにつけ、父は変わった父なのだと思っていた。そして、自分なりに現実の父とは違う、父というもののイメージを持っていた。

・私は気質的に、母よりは父に似ているという自覚があったので、たまに私から話し相手になってもらおうと父の部屋に行き、気持ちや考えを話した。話し合うことでなんとなく気持ちを落ち着けることが出来たり、新たな視点を得られていたと思う。

・父から叱られた記憶はほとんどない。かといって楽しいことを一緒にしていたかというとそうでもない。山登りやサイクリングに一緒に行った記憶、片道半日以上かかる父の実家に一緒に車で行ったとか、そんな記憶はある。

・私が幼い頃は、絵本を作ってくれたり、シルバニアのお家を作ってくれたりした。私が本を2冊読むと1冊買ってくれた。ごくたまに、オススメの本をくれた。モモや、ゲド戦記や、リルケの本等々。


そんなところか。また思い出したら追加してみよう。


今度は、私の持っていた父のイメージや、義理の父ではなかったけれど、母の再婚相手との関係も書いてみようと思う。