Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

育てにくい子

子どもが生まれた時から、育てにくい子だと感じていた。

5歳になった今、特に育てにくいとは感じないようになった。

卒乳し、歩けるようになり、排泄も自立したこともあるが、子どもの情緒も安定してきたのかな、と思う。私の情緒が以前より安定してきた影響もあるのだろう。

DVを経験し、ひとり親となった人は、子どものことを育てにくいと感じている人の割合が多いのではないだろうか。

別居し、子どもと二人暮らしを始めたころは、ひとり親だからこうなのだと、子育てについて批判されたくないという思いが強く、なかなか人を頼ることも出来なかった。相談はあまりせず、自分で本を読んだりし勉強することが多かったと思う。


私が育てにくさを感じていた点は次の点だ。


駄々をこね、要求を通そうとし続けること。外出先で、泣きわめかれて周りの注目を集めることもしばしばだった。


今では原因がわかる。私は、ひとり親という負い目があり、子どもに毅然とした態度をとることが出来ていなかった。

時間的にも精神的にも余裕がなく、子どもの要求を聞いてしまいがち、安易な方法を選んでいたのだと思う。


子は忙しい時に限って困った行動をもとっていた。

これも、今なら理由がわかる。

子どもと関わる時間が十分取れなかったり、裁判のことに気を取られていたりだったので、子どもはもっと私の注目を集めたかったのだと思う。


実は昨日も久々ではあったが、外出先の道端で15分ほど泣かれた。当時の苦しさをまた思い出した。


子どもの特性によって、育てにくいということは確かにある。子育てのプロと言われる人だったとしても苦戦するような子はいるだろう。

母親は自分が間違っているのかと自分を責めがちになるかもしれないし、子供をも責めてしまうかもしれないが、そのどちらも間違っている。

きちんとした支援者(親や子にプレッシャーを与えない)の力を借りて、おおらかに構えられるようまずは母親としての自分自身を大切にして欲しい。

そして、関わり方についてアドバイスを受けながら、それがすぐには効果を見せずとも、根気強く子どもと付き合って欲しい。