Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

絵本を読む時間

DV被害者と言っても、子どものいる人もいない人も、結婚していない人も、離婚していない人も、離婚している人も様々いるけれど、誰にも共通しておすすめしたいのは、絵本を読むことだ。

絵本は一冊900~2000円くらいなので、ちょっと高価なものと思うかもしれないけれど、古本屋や中古本屋、インターネット等で探せばきっと気になる本が数百円で手に入るはず。字の量やページ数も少なく、読んでも疲れないけれど、それでいて深い。

私は仕事をしている平日、手のかかる料理を子どもに作ってあげられていないことにもどかしさを感じている。でも、絵本という心の栄養はたっぷり摂らせているという自負がある。絵本を買って家に帰る時は、農家から直接買い付けた新鮮な野菜を買って帰る時のように満足した気持ちになる。そして、その絵本は子どものためばかりではなく、私自身の心も強く、たくましくする貴重な栄養源になっている。

子どもに絵本を読んで寝かしつけた後、これを書いているけれど、ふと、いつか絵本の読み聞かせをせがまれない日が必ず来るのだろうな、とちょっと寂しくなった。

絵本は、子どもと一緒にどこか外出をしたり、遊んだりするのと同じ、子どもと共通の体験だ。子どもは字も読めるようになり、絵本もひとりで読めるはずだけれど、やっぱり私に読み聞かせを毎晩せがむ。二人でファンタジーの世界を冒険していたのに、ひとりで歩き出す日が来たら、きっと喜ぶべきなのだろう。でも、淋しい。この時間に限りがあることを認識して、絵本を読み聞かせる時間を大切にしていきたい。