保育士実技試験覚書(造形)を書いてからだいぶ時間が経ってしまいましたが、書かずにいた言語についてもまとめを書いておこうと思います。
私がテーマに選んだのは「おむすびころりん」です。今年の受験の手引きを見ると、課題に「おむすびころりん」が含まれていますが、私の受験した昨年(平成25年)は、課題が自由でした。私は少なくとも造形より自信があった言語で、造形より点数の低いぎりぎり合格の点をとったので、その体験記を書くことにします。※言語の合格基準は謎に包まれています。もしかしたら試験官の好みもあるのかもしれません。この体験記を参考にするかしないかはご自身で判断してくださいね。
言語試験のために私がしたこと
- テーマを探した。インターネットでお話を検索したり、児童書のコーナーで立ち読みしたりした。
- テーマを決めた。決めるにあたってはいくら緊張しても忘れそうにない、小さいころから馴染みのある話にしようと思った。今年の課題になっている「うさぎとかめ」も候補だったが、短すぎて3分ももたない気がしてやめた。
- 家にあった原稿用紙にお話を書いてみた。特に字数は気にせず。
- ストップウォッチで時間をはかりながら原稿用紙に書いたお話を音読してみた。
- お話の長さを音読して3分におさまるよう、長すぎるところを削除するなど調整した。(短すぎた場合は、同じお話でも様々なバージョンがあるので、インターネットや本で調べて言葉を付け加えていったら良いと思います)
- 言葉が対象とする子どもの年齢に適切か考えながら原稿をチェックした。(子どもが具体的にイメージできる言葉なのか。昔話の場合、現代使われていなくてイメージしにくい表現は無いかなど。絵を見せながら読むわけではないから特に気にした)
- 原稿が出来たら、覚えるまで原稿を読んでみた。3分程度のお話な上、自分も馴染みのある話だったので比較的すぐ覚えられました。(一言一句原稿と同じにならなくても良い、自分の言葉になっても良いと思い、リラックスして覚えました)
- ある程度覚えられたら、原稿を見ないでお話をしてみた。子どもがいたら子どもに向かってでも良いし、ひとりで壁に向かってでも、家族に聞いてもらっても良いと思います。
- スムーズにお話できるようになってきたらまたストップウォッチではかりながらどの程度時間がかかるか確認し、話すスピードを調節したり、再度原稿を修正したりして時間になるべくぴったり終わるように調整した。
- あとは試験まで繰り返し練習。子どもとお話し会に行く機会があれば語り方など参考にできると思います。
試験当日の私
- 苦手意識のあった造形の試験後だったので、比較的リラックスしていた。
- 自分の順番が来る直前は、前の人の声が聞こえて、それがあまりに上手なのでちょっと緊張した。
- 自分の順番が来たら、試験官に挨拶をして着席した。
- 話し始めたら試験官の目は見ず、子どもたちが床に座っていることを想定して目線を斜め下にしながら話した。
- 身振り手振りを交えながら話をした。(おむすびがころがるところ、ねずみの餅つきシーンなど)
- 時間はほぼぴったりに終えられたので自分としては満足な出来だった。
結果をみての感想
比較的自信があっただけに、合格ぎりぎりラインの点数にショックを受けました。試験結果には点数しか書かれていないので、もし不合格だったとしてもどこをどう直したら良いのかわからないのが厳しいなぁと思います。声の大きさBとか表現Cとか、時間配分Aとか、そんな評価もセットだったら良いのですが。さらに、前年に言語で合格していた友人が今年は同じ内容で話したのにかかわらず落としたという話を聞き、合格基準に対する疑問が深まりました。保育士試験受験者のモチベーションを持続させるためにも、全国保育士養成協議会の方々には合格基準に関する情報をもう少し公開して欲しいです。