Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

自分の満足感が最高の報酬

今まで専ら利用していた最寄りの図書館はお堅い本が多めの図書館で、それはそれで好きだったのですが、職場の近くの図書館を利用してみることにしました。図書館の利用条件は在住だけではなく通勤・通学も含まれるので、最寄りの図書館が気に入らなかったり飽きてしまった場合は、職場近くの図書館を利用してみるのも良いと思います。本はなるべく図書館で借りたら節約につながりますし、狭い部屋に物も増えません。
はじめて入った職場近くの図書館は、最寄りの図書館よりもずっとスペースは小さいのですが、最寄りの図書館には無い本が多く新鮮でした。
そこで借りた坂東眞理子上野千鶴子の対談『女は後半からがおもしろい』富山県出身の同世代人という共通点のあるお二人の来歴もわかる軽い読み物です。上野さんはあとがきで、坂東さんと話が合うことを確信していたと書いていますが、お二人一致の発言で印象に残ったのが自分の満足感が最高の報酬という言葉でした。

これは就いた職業についてのくだりで出てくるのですが、私に置き換えるとモラ夫との別離についても言えると思いました。生活が厳しかったり、世間的にもある種の偏見にさらされるけれど、モラ夫と過ごしていた頃のことを考えると今の私は幸せだと思います。その覚悟を自分で決めて実行出来た自分に誇りすら感じます。調停や裁判での勝ち負けも自分自身の満足感には大いに影響するけれど、人生あれもこれもと欲張っていてはきりがないなと思います。

調停や裁判の結果が悪かったシングルママも、現在の自分(もしくは子ども)が同居時代の自分(もしくは子ども)と較べてどうなのかということを主軸に考えてみてください。それでも満足できなかったとしたら、得られなかった過去のことを思い悩むよりも現在の自分に満足するために自分自身で出来ることを探してみてください。そのヒントはきっと図書館で借りられる本の中にもあると思います。