Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

マーガレット・ワイズ・ブラウン

ブライアン・ワイルド・スミスと、なんとなく響きが似ていて私はよく言い間違えてしまうのだけれど、マーガレット・ワイズ・ブラウンMargaret Wise Brown (1910- 52) の絵本を3冊入手した。

マーガレット・ワイズ・ブラウンはニューヨークの ブルックリンに生まれた児童文学作家。絵本の作者と言っても、画だけを描く人、文だけを創る人、どちらもする人がいて、彼女の場合は文専門だ。ちょっと調べるとスペイン王子とデートしていたり、7年近く女性と一緒に暮らしていたり、自著の多くの印税を近所に住む少年に遺贈していたりと、彼女自身の人生もちょっと面白そうだ。

今回私が入手したのは『あかいひかり みどりのひかり』、『ぼくにげちゃうよ』、『よるとひる』の3冊。3冊共通するのは、対比されるふたつのことがあって、それらの違いが穏やかに優しい視線でしばらく語られて、最後はふたつのことが違いを抱えながらも一緒になるということ。もしかしたらほかの多くの絵本にも共通することかもしれない。

子どもと絵本を読み始めて、絵本が大人のためにもなるということが少しずつわかりはじめた。

『よるとひる』から、「恐れていたことも直視してみると本当はそんなに怖くなんかないということ。自由を勝ち取るために必要なことだということ」、『ぼくにげちゃうよ』からは「子どもがどんなにだだをこねても母さんの愛でいろんな対処ができるということ」を現在直面している問題へのヒントとして得た。『あかいひかりみどりのひかり』を読んで、「1日を規則正しくただ過ごすということ」に対してこれまでの私が見い出すことの出来なかった愛情を見出すことができるようになった。

あかいひかり みどりのひかり

あかいひかり みどりのひかり

 

 

よるとひる

よるとひる

  • 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,レナード・ワイスガード,ほしかわなつよ
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 2009/01
  • メディア: 単行本
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ぼくにげちゃうよ (海外秀作絵本)

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