妊娠してDVに巻き込まれる中で、なんとなく『嫌われ松子の一生』を思い出していた。私は、人生に物語性を求めていた部分があると思う。ドラマチックな悲惨な出来事もどこかで客観視している自分がいて面白がれる余裕がふとした瞬間に出来る。
引っ越しして一息つき、何か映画を観たいなとレンタルビデオ屋に足を運んだ。シリアスすぎるものは観たくないな、と思いつつも『嫌われ松子の一生』の中谷美紀が出ている『自虐の詩』が気になる。あとは『パッチギ!LOVE&PEACE』。
『自虐の詩』のテーマはシリアスながらもフィクション性が高いストーリーなのでこんな話面白がって良いのかな、と思いながらも最初からぐいぐい引き込まれる。傍からはもろにDVと見える行為をする彼を、主人公は「彼、こうみえて優しいところがあるのよ」とどこまでも信じ続けるのだ。どうなってしまうのだろう、と思わせる。結末はおたのしみ。
『パッチギ!LOVE&PEACE』は、在日韓国人が日本社会でどのように生きているかを描く。差別とかマイノリティの問題を扱った映画はシングルになるとより自分の生きる姿勢を考える上で参考になる。特別な目で見られることの多いマイノリティはやはり強く生きなければならない。そして、子どもにもお父さんがいないことで特異な存在として見られた場合の対処方法をどのように教えていくかが今後の私のテーマだ。
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