Ally Bally Bee

夫のDV・モラルハラスメントから逃れて娘と二人暮らし。全ての人が生きやすい社会になることを願いつつ、今ひとり親 として出来ることをあらゆる角度から考えていきます。

一人で産むか結婚するか迷っている人へ

これは、ずっと書きたかったことです。

私は、妊娠して以来、入籍はまだだった夫に対する不信感がどんどん増し、一人で赤ちゃんを産むこともずっと考えてきました。「妊娠中は実感がないだけなのかも」、「赤ちゃんが産まれたら変わってくれるかもしれない」という可能性にかけて入籍したのですが、それは失敗に終わりました。

今、迷っている人に言いたいのは結婚をあせらないで欲しいということです。最初からお父さんがいない状態で赤ちゃんを産むのはとても勇気のいることだと思います。赤ちゃんが産まれて変わってくれる人ももちろんいるのだと思います。でも、一度結婚してしまうと、離婚というのは本当に大変なものです。

ひどいDVの事実があってさえも、一度夫婦になってしまうと、なかなかまわりにわかってもらえないという恐ろしさを知りました。助けを求めても理解してもらえない、こんなに恐ろしいことがあるのか、と絶望しました。

妊娠中の相手の様子は結婚するかしないかを決める重要な手がかりです。

私の場合は、つわりなどもあり身体的にも精神的にもとても不安定な状態になっていました。妊娠前は何の苦も無く楽しくしていた仕事も1日1日やっと乗り越えられる感じになりました。そんな状況の中で、夫に許せない言動があっても強く出ることが出来なくなりました。主に金銭的な面での不安や、最初からお父さんを奪ってしまうという赤ちゃんに対する後ろめたさから結婚という道を選んでしまったのです。その時、離婚することの大変さはまったく知らず、簡単なものだと思っていました。だめなら離婚と安易に考えていたのです。今思うと、最初から結婚を選ばなかったらどんなに良かったかと悔やまれます。

結婚はいつでも簡単に出来ます。でも、離婚は相手の同意がなければとても難しいものです。裁判にまで大きくなってしまうのです。相手といくら喧嘩が多くても、すぐに離婚してくれるものと思わないでください。

一人で産むことには数々の不安があると思いますが、産まれてからの結婚でも遅くはありません。周囲の説得など大変なことも多いと思いますが、一度ひどい人と結婚してしまうと、自分がボロボロにされてしまうだけではなく、赤ちゃんまでも奪われてしまいかねないのです。

安定した職についていなくても、頼れる親族や友人がそばにいなくても、ひとりで産んで育てている人はたくさんいます。結婚するなら少なくとも離婚の制度をきちんと勉強してからにしてください。

自分が、結婚前こんなブログを読めていたらよかったな、と思うことを今回書きました。多くの妊娠してしまったけれど結婚を迷っている女性に読んでほしいと思います。