二次被害
そういえば、このブログに大事なことを書くのを忘れていた気がする。私が、夫のDVに悩んでいた時、知識や経験不足による相談員の心無い言葉に傷を受けていた時、フェミニストカウンセラーだけが安心できる支援者だったということ。 フェミニストカウンセリ…
下書きのまま終わっている記事にこんなものがあった。 ↓ 仮にも世界史や日本史を学び、テレビのニュースを耳にし、世の中本当にひどい人間がいるということは学んでいたはずである。でも、実際、現実の私の生活空間の中には彼ほど悪質な人間はいなかった。こ…
きちんとした回答を準備しなければと思いつつ、ついに来てしまった子どもからのパパに関する質問。パパとママは結婚したの?パパに会いたい、という質問なども立て続けに来ました。 後回しにしすぎており、納得のいく答えを見つけられないままだった私は、ま…
離婚に際しては、弁護士費用など法テラスから借金して払いました。時々、指定口座の残高がなくなって督促状が届くと、まだまだ終わっていないな、と思います。 改めて契約書などを見てみると、こんな内訳でした。 ・婚費分担請求事件 着手金52500円 実…
先週末、久々に少しゆっくり出来たので、部屋の掃除をしていた。情報としての紙モノがなかなか捨てられずに溜まっているので、通勤途中に読んでいるかいらないかを判断することにした。 今日は、母子寡婦福祉貸付金のパンフレットを読みながら思った。 母子…
元夫のDVを体験して、経済的・時間的・精神的に余裕がない中子育てをし、「世間の目」をものすごく意識していました。自分自身を常に「世間の目」という眼鏡をかけて見て、「世間の目」からダメと判断されないように過剰に気を遣っていました。 子どもと外出…
今日は部屋を掃除し、冬物を片付けた。手をつけていないBigサイズのおむつは場所をとるけれど、捨てられずにいる。必要な人にあげたいのだが、保育園で引き取ってくれるか聞いてみようかと思う。 うちの娘はおむつがはずれるのが遅いほうだった。働いている…
さいきまこ『神様の背中』を読みました。貧困の中の子どもたちがテーマの漫画です。私が何冊か本を読んだり講演会に足を運び得てきた、子どもの貧困、DVの問題がふんだんに盛り込まれており、伝え方もよく工夫されている漫画だと思いました。 なかでも、「明…
傍観者効果とは、まわりに傍観者がいればいるほど、行動を起こさなくなるという心理である。みんなが動かないのだから、何もしない、まわりに同調すれば責任を免れるということである。 この「傍観者効果」の研究はある殺人事件をきっかけに始まった。キティ…
DV・モラハラ被害者というものは、別居して「めでたし、めでたし」というわけにはいきません。一人の子育て+仕事+裁判を抱えた生活の中で、別居後の住所に住民票も移せないままで、転職活動なんて考えられないほど余裕がないのですが、養育費無しで一人…
ここ数か月ほど様々なイベント・セミナーに行って考えたことをまとめたいな、と思いつつできずにいる。行ったイベントの名称や日にちを挙げて書くことにも抵抗を感じるし、イベントの感想を書くにしてもその内容から行ったイベントを推測されないように日に…
先日、同じDV被害体験を持つ友人の家に遊びに行きました。彼女の本を見せてもらったらDVや精神医学、心理学関係の本が多く、私が読んだことがあったり持っている本と同じものもいくつかありました。「自分の身に起こったこと、これからどうしたら良いかを…
北村朋子著『DV・被害者のなかの殺意-ネット依頼殺人の真実』を読んだ。つい最近、杉山春著『ルポ虐待ー大阪二児置き去り死事件』を読み、加害者とされた虐待親について知れば知るほど虐待親自身が被害者であった事実を知ったが、被害者が追いつめられて加害…
ストーカー行為とは? まとめると以下のような行為である。 つきまとい・待ち伏せ・押しかけ 面会・交際などの要求 乱暴な言動 汚物などの送付 性的羞恥心の侵害 監視していると告げる行為 無言電話・連続した電話(ファックス・電子メール) 名誉を傷つける…
『パパ、ママをぶたないで!』はノルウェーのアニータ・キリという女性監督による、実話をもとにしたの短編アニメーション映画です。所詮外から見た人間が良しとする結末になるのではないかと疑いながら観たものの、子どもの表情や登場人物の言葉、アニメー…
モラル・ハラスメントを知るようになって、思い出したのは童謡詩人・金子みすゞのことでした。10年ほど前に一度観ている映画、五十嵐匠監督『みすゞ』を見て、やはりみすゞの夫は典型的なモラ夫だったことを確認しました。この夫のせいで、みすゞは26歳の若…
「AC」や「PTSD」「トラウマ」「フラッシュバック」という言葉は大衆化され、精神科医でなくとも多くの人がそれが意味するものをイメージできる。私の周辺には精神障害者として手帳を持つ子が以前から何人かいたけれど、DVやモラハラの被害者との集まりに出…
お盆休み、DV・モラハラの被害者にとって、普段の日より苦痛なものになるかもしれないことはゴールデンウィークや年末と同様だ。お盆は実家を含むイベントであることを考えると、夫の実家に行って普段以上の苦しみを味わっている被害者が大勢いるのだろうと…
DVやモラハラのことを誰かに話すと返ってきがちなのが、あくまで同情的な態度を示しつつの「私だったら我慢しないで言いたいことを言うよ、戦うよ」という言葉です。 DV被害者、モラハラ被害者というと「自分の意思をきちんと伝えられない弱い存在である」と…
私は離婚させてもらえていない。に関わらず、婚姻費用も養育費も受け取ってはいない。 別居しているこんな現実の中でも、正式には相手方の姓を使わなければならないという現実はかなりのストレスである。 入籍時も、姓を変更することにはかなりの抵抗があっ…
『離婚で壊れる子どもたち』、DV・モラハラの経験者としては「何もわかっていない」と思ってしまう。『離婚で救われる子どもたち』もいるのだと。 DV・モラハラの体験記をインターネットなどで読んでいると、面会交流に関して、どんなにひどい父親にでも会わ…
別居して居場所を確保し家財道具をいちから揃えるだけで大変なことだけれど、悪質なDV離婚の場合は調停、裁判を起こす必要があるため、婚姻費用も養育費も無い中で、調停と裁判のための費用がさらにかかってくる。離婚させてもらえないためにひとり親が受け…
「絶望のフチからの出発~ドメスティック・バイオレンス」(監修:道あゆみ)を読む。DV被害者としては読むと辛くなる他の人のDV体験記、これを読むことも、これから闘うために必要なことだ。 裁判では詳しい資料が必要になるけれど、毎日のように行われてき…
調停でひと通り訴え終えたあと、「こんな状況で精神的にまいっていませんか」と調停員と裁判官のほか同席していた心理相談員(?)に言われた。「もちろんまいっているけれど、同居していたころよりはずっとましになっています」と答えた。「精神科とか心療…
難しい離婚の場合、警察や裁判所がぐっと身近に感じられるようになる。 私はDVの被害が一番ひどいとき、それまでむしろ恐れていた警官、交番、パトカーを見て安心するようになった。家でいくらひどい喧嘩をしていても、近所の人が気付くくらい罵倒され、暴…
仮にもかつては好きになった人だ。その一番身近だと思っていた人がこの世で一番恐ろしい存在になってしまうのだ。「どうしてもっと早く気付くことが出来なかったのだろう」「見る目が無かったね」と、話を聞いた人は少なからず思うに違いない。 でも、私自身…