ドキュメンタリーの力
2008年の公開から10年も経って、ドキュメンタリー『モンサントの不自然な食べもの』を観た。世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業、モンサント社の裏の姿を追ったドキュメンタリーだ。
この映画は、42カ国で公開されGM政策に大きな影響を与えた。やはり、ドキュメンタリーはすごいし、ドキュメンタリーの監督はカッコイイ!そして、巨大企業の圧力に負けず真実を発信してきた学者等の証言者たちもカッコイイ!
監督はインターネットで調べた情報を手がかりに証言者に電話をしたりアポを取ってドキュメンタリーを撮っている。誰にでも出来そうな身近な手法というのも面白い。
フランスでは、この映画を150万人が観たという。遺伝子組み換え食品も禁止されている。日本ではどのくらいの人がこの映画を観たのだろうか。
私は、丁寧な暮らしを心がけたいと思い、食に関することも気にはしているが、つい昨日も安心で安全な食品のみを取り扱うスーパーに立ち寄っておきながら、値段の高さに躊躇し、そのスーパーの商品の3分の1ほどの価格で購入できる普通のスーパーで食品を購入した。
意識は出来ても実践するには、利便性の問題であったり経済的な問題で難しい。
それでも意識しているだけマシだとは思う。
この映画、面白くはあるけれどなかなか重く、途中何度か休憩を挟んで観た。
正直、子育てしながら子供と一緒に観たり、仕事から帰ってきてから観るってきっと私にはしんどい。
無職のうちにたっぷり観貯めしておこうと思う。
そして、何年か経ったら仕事を辞めて、今のような無職期間を作ることが私にはどうしても必要だと思う。
http://www.uplink.co.jp/monsanto/
図書館通い
無職になってから、頻繁に図書館に通っています。最寄りの図書館だけでは飽き足らず、自分が借りる資格のある図書館を交通費までかけて巡っています。
しあわせな一日
私にとって、一昨日の日曜日はしあわせをしみじみ感じられる日でした。
一杯のコーヒーから(知ることは変革への最初のステップ)
私の好きな「一杯のコーヒーから」という曲です。
さて、トールサイズのコーヒー1杯330円に対してコーヒー農家が手にする金額は
3~9円だそうです。
この4~5年、ほとんど映画、特に私の好きなドキュメンタリー映画を見ていないためすっかり感覚が鈍っていたけれど、仕事を辞めて映画をまた見始めています。
ニック・フランシス&マーク・フランシス監督作品『おいしいコーヒーの真実』は、コーヒーを飲まないと一日を始められない人間として、ずっと気になってきた映画でした。
これは日本で生きる私たちの消費生活とアフリカで起こっていることが結びついていることに気づかせてくれる映画です。
主要な多国籍コーヒー会社、クラフトフーズ、ネスレ、P&G、サラ・リー、スターバックス社は、この映画のインタビューに答えることをどこも断ったとのこと。スターバックスは、映画が封切られたときに、映画の評判を落とす宣伝戦略にすら出たようです。
私は、家も狭いし子どもも小さいし、勉強に集中したいとき、スターバックスにかなりお世話になっていました。この4~5年で、平均すると週3以上では行っていたと思います。302円で、コーヒー1杯。2杯目も飲んだりで週に約1000円。月約4000円。年間約5万円。5年で25万円と考えるとすごい金額です。自宅用のコーヒーもコーヒー豆屋から買っており、それにも月5000円くらいかけています。
この映画を観た人は、映画館を出た時からそれぞれのやりかたで行動を起こしているようです。そこに影響されてなのか、スターバックスとネスレは、映画の発表後エチオピアのコーヒーを買うようになったとのこと。私も、映画を観た昨日から意識が変わりました。 映画はすごい!
そろそろ再就職の愚痴
仕事をやめたらマルチ商法の勧誘を受けた話
弱っているように見えるときほど、様々な人が近づいて来ます。
私は、弱っているどころか、仕事を辞めて元気回復中なのですが、傍目には弱っているように見えるのか、知り合いから有名なマルチ商法の勧誘を受けてしまいました。
久々に会おうということになり、私が近況として仕事を辞めた経緯などを話していると、話が怪しい雲行きに。やっぱりマルチ商法の話となりとても残念でした。
これからどうしようと不安でたまらなかった離婚前の私は良い年なのに風俗で働くことまで視野に入れていました。在宅で少しでも稼げそうな怪しいサイトをみて、登録メールまで送ってしまいました。
切羽詰まると判断力は鈍るのです。
当時優しい声をかけてくる男性がいたら付き合ってしまったかもしれません。お金を借りてしまったかもしれません。
ひとり親、DVを受けている人には、そんな罠がたくさんあるように思います。
私はFacebookとかしていませんが、ひとり親になったとか、離婚したいとか、仕事を辞めたとか、そんな話を不特定多数の人に公表するのはきっと危険です。
子どもを持ったことの責任
子どもを持って良いのかな、と子どもを持つ前、ずっと考えていた。「家族という病」という有名な本は読んだことがないけれど、「わたしが子どもをもたない理由」というタイトルが気になり、下重暁子さんの本を読んでみた。
いまや、子どものいない夫婦のうち5人に1人の妻が子どもを欲しくないと思っているようだ。「子どもを産むということは、子どもが生まれた後に責任を持つということではなかろうか」と下重さんは考えており、私もその通りと思う。実際多くの良識ある人々は子どもを作らない選択をしているようだ。私が子どもを持ったことは、エゴでしかなかったな、と思っている。子どもを持つという体験がしてみたかったから。 その後、離婚していて、いまなんて無職なので責任も何もあったものではない。情けない。